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『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』   [映画]




壊れやすいものは多い
人は簡単に壊れ
夢や心も また壊れる
        (N・ゲイマン)





『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』
奇跡の教室.jpg

■作品データ
 原題 Les heritiers
 製作年 2014年
 製作国 フランス
 配給 シンカ
 上映時間 105分
 映倫区分 G


解説  実話をもとに、学校から見放された問題児たちの集まるクラスが、ベテラン教師の情熱によって次第に変化していく様を描いたドラマ。貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校。様々な人種の生徒たちが集まる落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンがやってくる。情熱的なアンヌは、生徒たちに全国歴史コンクールに参加するよう勧めるが、「アウシュビッツ」という難解なテーマに生徒たちは反発する。そこでアンヌは、強制収容所の生存者を授業に招き、彼らの経験を語ってもらう。その壮絶な話を聞いた生徒たちは、その日を境に変わっていく。本作にも出演したアハメッド・ドゥラメが自身の体験を映画化してもらおうと動き出したことから実現した作品で、ドゥラメはセザール賞有望男優賞にもノミネートされた。



久々に良い映画を見た。
「パリ郊外のとある公立高校に、教員歴20年の実績を誇るベテラン女性教師のアンヌが新たに赴任してくる。」などという言い回しは気になる。自分の高校教師歴では、20年なんて思い上がった若造でしかなかった。

が、この歴史教師、我が絶対恩師・上迷先生と同じ手法であった。
やんちゃな奴らが集まれば、ラグビーやったりサッカーや野球、時には夕陽に向かって走ったり。分かりやすい直接の肉体感化だ。しかし我が絶対恩師は、ちがった。毎年の学校祭をメインにし、そこでの展示発表がゴールだった。トイレをテーマにしたり、修学旅行のコース研究や、担任大解剖とか。

やんちゃな自分たちでも、知的好奇心を持ち、くすぐられ、一緒になって調べ掘り起こしたのは楽しかった。そういう過去を思い出しながら、この映画を見、上迷先生の方が上やんと思いながら、それでもこういうマットウな教師が、居なくなったのは寂しいね。

繰り返すが、良い映画だった。
学校は、こうして生徒を刺激しなくっちゃ。

「あなたたちを誇りに思う」という言葉を本気で吐ける瞬間が教師には時々あって、それこそ教師冥利に尽きる。安直な言葉の応酬ではなく、教師が本気で子どもたちと向き合うという、大前提が重要なのだけど、今は厳しいかな。

妻はぽつりと言った。
フランスの若者の失業率が高いのも分かるわ。






あ ら ?

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あら? わたし何かしました?

あら? わたし何か残しました?

あら? わたし、どこへ行くの?

前も向こうね。





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