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『 翔ぶが如く (八) 』   [司馬遼太郎]




とうとう西南戦争の火ぶたが切って落とされた。
絶対恩師・上迷が言っていた無念の、「越すに越されぬ田原坂」は耳に残っている。



『 翔ぶが如く (八) 』 司馬遼太郎/文春文庫(2002年5月10日発行)

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p218
 「戦い全体においても緒戦が大事である。小さな隊ごとにあっても同じことだ。最初に敵と出遭ったとき、どんな無理をしても勝たねばならぬ。最初の戦闘で負けると、敵の士気をあげてしまうだけでなく、味方の士気が低下し、敵を怖れるようになる。そのひらきは、埋めがたいほどに大きい。また最初の戦闘に負けた指揮官は、つぎの戦闘で名誉を回復しようとし、つい無用の無理をし、また負けたりする。いかにつぎの機会に苦闘し、そのつぎの機会に苦闘をしても、ひとは、あれは名誉回復のためにあせっているのだとしか見ず、正当な評価をしてくれない。戦闘は最初において勝たねばならない」
 この思想は、与倉だけでなく、薩人において歴史的に濃厚であるといえるかもしれない。


p222
 「テゲテゲ」
 にしておくのである。テゲとは大概ということ。いい意味での大ざっぱ、いい加減に、ということで、配下の小隊長たちは、これも薩人の風で、こまかい指示に束縛されて自己の裁量の幅をちぢめられることを好まない。この点、命令と指示でうごいている政府軍とちがっていた。


p280
 「幸先がいい」
 と、三好はしきりにいった。三好は長州奇兵隊あがりで戊辰のとき北越で長岡藩の河井継之助隊と戦った。かれはやや驕慢なたちだが、俊敏さはいかにも奇兵隊あがりという感じはある。
 「乃木少佐は疲れているのではないか」
 と、野津がいって、後方警備にまわしてはどうかといったが、同郷人の三好はむしろそれは乃木のためによくない、こんどの高瀬への南下戦には乃木を先鋒にし、かれに功名の場をあたえてやろう、といった。
 乃木の連隊は銃器や弾薬を過半すててしまっているのだが、南関においてその補充もできた。この時代、逃げるときに銃器などをすてても罪にはならず、あとで補給をうければしまいであった。銃器は、あくまでも道具であった。道具に精神性が負荷されてそれがために兵士を銃器の奴隷のように束縛してゆくのは、乃木らが後年将官になってゆく頃からである。


p286
 大阪には、大村益次郎がその基礎を作っておいた工廠があった。ただしこの工廠の機械は、前線に配ってある新式のスナイドル(後装銃)の小銃弾の製造能力は低く、一日四万発しか作れなかった。西南戦争を通じて政府軍が消費した小銃弾は三千四百八十九万三千五百発で、大阪の工廠の製造能力をはるかに上まわった。





休日にボストンベイクに並んだ

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近所に「窯出し価格のボストンベイク」がある。安くて美味しいので大人気。
朝8時から、前日に切り落としたパンのミミやヘタを廉価販売する。
張り紙が「今日は17袋ほどです」と張り紙があり、休日の朝、次女と並んだ。

大概はお年寄りがイノチガケで並ぶのだけど、仲間入りをしたわけだ。
1袋が50円。私の所で「あとはフランスパンだけですぅ~」と言われ、買う。
娘と、2袋ゲットし、1袋は冷凍冷蔵庫に保管。美味いんだよ。




火曜は若奥様のアスリート食

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昨日は、午前中に、講師だけが燃える講習をやり、少し気落ちした。
午後は、学校のプールで泳いだ。初泳ぎである。死なない程度にプカプカ、2㎞。
毎日が暑くて、連日の30℃越え、食欲低下でも、火曜のアスリート食。ビンビンだぜ。

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コメント 4

hatumi30331

いいねえ〜
アスリート食!^^
さすがの私も・・ちょっとバテ気味。
無理せずにゴロゴロ出来る時はそうするようにして・・・・
少ない量でも栄養があるような食事を心がけなきゃね。

講習・・・お疲れさま。
落ち込む気持ち良く分かる。
それでも、やるしかない!って時あるよね。
2学期はすぐに来るね。
今日も、暑いけど・・・頑張るしかない!
ゆらが来るしね。^^;
by hatumi30331 (2015-07-29 06:14) 

isoshijimi

娘さんのお料理本当にいつもおいしそうです。
命がけで入手したパン、どれだけおいしいのでしょうか~(^O^)
by isoshijimi (2015-07-29 07:51) 

あるいる

田原坂と聞くと、いつも向田邦子さんのエッセイを思い出してしまいます。
「雨は降る降るチンバは濡れる 越すに越されぬ田原坂」
陣羽だったか人馬だったかは忘れてしまいましたが、負傷した兵士がびっこを引きながら田原坂を越えようとしていたと、彼女はずっと思い込んでいたというエピソードです。
そんなコトを思い出す僕は不謹慎なのかもしれません。
講師だけが燃える講習で気落ちされるとは、やはり14のゲンかつぎはあまりよろしい結果ではなかったようです。
それでも若奥様特製のアスリート食で元気モリモリ、回復が早いのはさすがです。

by あるいる (2015-07-29 12:39) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

近頃すっかり本にはご無沙汰しています。読みたいなと思える一冊が
見つからず、自然と本屋から我が足が遠のいているのかも知れません。
朝食のボリュームが過ぎて2キロばかりオンしていました。歩は重ね
られないので、筋肉増量の基礎代謝アップと、口元での入場制限で
なんとかモトイです。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2015-07-29 22:26) 

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