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凱  第28号/平成23年11月18日(金)発行   [学年だより]

卒業まであと834日/定期考査まで11日
  人間にとって最大の危険は高い目標を設定して達成できないことではなく、低い目標を設定して達成し、満足してしまうことである。         ミケランジェロ
 先日、本気で医学部を狙うと言い出す生徒がいて、それは自分が医療関係で社会の役に立つ人間になりたいという熱望で、看護師よりももっと最前線で仕事をしたいという熱意だと思われます。

 しかし、本校から現役で入るのは「普通の勉強」では到底間に合わないという話をしましたが、それでもどんなキツイ課題や要求でも自分は耐えてやり抜くというのでした。偏差値で言えば英数国とも大いに不足していて、特に英数に関してはそれぞれ偏差値で10ポイント足りません。国語だけで行ける医学部はないと伝えたのですが。

 国語だけで行ける医学部なんてありません。どうしてこうも、偏差値に対する感覚が我々とずれているのか分からないまま、本人の進路実現のために『医学部への道』というページを調べていて、何となく「ズレ」と思っていたものの正体が分かった気がしました。

 このズレを修正し、自分がいかに大きな高みを目指しているのかを知ってもらわなければ、本物の覚悟ができません。医学部だけではなく、「北大」ということも、高みを目指すことであると知って、そこから本気で覚悟を決めてもらいたいと思います。

高校受験の偏差値で大学受験を考えると確実に痛い目にあいます
 偏差値70を超えて当然。それが高校受験です。
 なぜなら高校受験は、母集団のレベルが極めて低く、そのため偏差値がインフレ状態になるからです。

 高校受験では同世代の下位層のほとんども受験し、中学受験組が参加しないため、大学受験や中学受験に比べて、偏差値が異常に高く出るのです。

 大学受験と高校受験の偏差値を比較する場合は、高校受験の偏差値-10(文系)、-15(理系)が大学受験の偏差値だと言われています。

 文系と理系で違うのは、理系の方が母集団のレベルが高いからです。いわゆるFランク大学のほとんどは文系で、理系は難関の医学部も含まれます。

 よって、
 高校偏差値60 →大学偏差値(文系)50 大学偏差値(理系)45
 高校偏差値70 →大学偏差値(文系)60 大学偏差値(理系)55

といった具合になるわけです。自分の高校の進学実績の平均を見ると、だいたいこのようになっているはずです。 (進学実績を見る時は、3ヵ年の合計なら3で割り、浪人を含むのであればその分を割り引き、どれほど推薦合格者が含まれるのか先生に確認しておくといいでしょう)

 そして、国立医学部で一番簡単とされる、島根大学医学部ですら理系で偏差値65あります。
 センター試験で言えば、86%ですね。どんな国立大学医学部であっても、京大工学部と同等以上の難易度を誇るのです。

 つまり、「どこでもいいから国立大学医学部に入りたい!」という場合でも、偏差値80の高校で、平均レベルの学力が必要になります。

 そして、偏差値80の学校は存在しません。あの筑駒ですら77です。結局、どんな超一流校にいたとしても、平均レベルでは国立医学部には進学できません。

 「大事なのは本人で、高校は関係ない」という人がたまにいます。しかし、本当にそうでしょうか。
 たしかに本人の努力次第で、進学校の生徒に勝てる可能性はあります。しかし、その可能性はかなり低いものと言わざるをえません。

 多少の誤差はあるにせよ、東大京大や医学部に合格者がゼロだった高校から、いきなり5名合格なんてありえません。

 進学校生徒と同じ勉強量では、彼らにいつまで経っても追いつけません。逆にどんどん差をつけられていくのが、ほとんどのはずです。

 医学部への道はこれほどまでに険しいのです。5浪以上するひともいます。人生を棒に振る恐れもあります。安易な気持ちではなく、それなりの覚悟で挑戦してください。
  “誰よりも練習すること。それが必ず自信になる。”   中村俊輔

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