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『 コンカッション 』   [映画]






先月、私が大阪遠征中、妻が見た映画があり、見たいなら見てね、一応捨てないでおいたわ。
そう言われて、見た映画は冒頭にいう、BASED ON A TRUE STORY ・・・実話か、疲れるかな。





        『 コンカッション 』 (Concussion )
コンカッション (Concussion). 脳震盪.jpg

        原題      Concussion
        製作年    2015年
        製作国    アメリカ
        時間    122分
        配給     キネマ旬報DD
        映倫区分  G

解説   ウィル・スミスが引退したアメリカンフットボール選手の死とアメフトの因果関係を発見する実在の医師を演じ、第73回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた作品。ナイジェリアからやってきた医師ベネット・オマルは、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退し、心筋梗塞で亡くなったマイク・ウェブスターの変死解剖に携わる。オマルはプレイ中の頭部への激しいタックルが原因である脳の病気「CTE(慢性外傷性脳症)」を発見し、論文を発表するが、NFLサイドはオマルの見解を全面否定。権力を使い、オマルと彼の周囲に圧力をかけていく。ウィル・スミスが主人公オマル医師を演じ、アレック・ボールドウィン、アルバート・ブルックスらが脇を固める。監督は「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」のピーター・ランデスマン。「オデッセイ」「ブレードランナー」のリドリー・スコットが製作。


リドリー・スコットが製作か、見るわな。
ウィル・スミスが主演だから、そうひどくはないだろう。
でも原題が、「脳しんとう」とは、直接的な表現である(カタカナでも同じか)。

実話なら、そうなんだと。
でも、妻が言うように、アメリカなのに大変な回りくどいやりかたで正義が行使される。
組織的抵抗と、巨大組織の妨害に遭い、何度も諦めかける。

それでも時間がかかっても、改善されたから良い、と思うけど。
アメリカって、こういうことを繰り返している。
巨悪を眠らせない事例が、実話として映画化され、日本人は感激する。

黒澤監督作品に 『悪い奴ほどよく眠る』というのがある。
あの映画が今でも新鮮なのは、悪い奴らがよく眠っているからだ。
正義はいつでも気合いを入れなければ、それを行使できない。

実話だし、秀作だった。
正義感溢れる妻には、もどかしくも、血湧き肉躍る映画だったのであろう。
そして、悪い奴らは、外遊中。




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主人公の上司がなかなか、感じの良いオジサンだった。 感じの良いオジサンが登場するのは嬉しい。彼は、堅物の部下(検死官)に、「女を見つけろ」とはいわず、「生きた女は時に面倒だが、たいていは素晴らしい」なんて言う。 こういう、ニヤッとさせるセリフが私は好きなのさ。





暑いぜ札幌.JPG

札幌で、真夏日(30℃)も5日目になると、ちょっと怒りたくなる。
それでも怒らないでアイスを食べているオレって、いいオジサンかな。
そして、厨房はこの気温よりさらに3℃は高くなっている。

調理が済めば、シャワーとアイス。
そういうささやかなコトが、毎日の願望。
ビールとアイスの備蓄は、十分にある。




ファイト!






「ピウス13世 美しき異端児」 (The Young Pope)   [映画]





誰かが見ているという意識を根拠にして、だからやらないんだという振る舞い方は、私はちゃんと残しておいていい人間の姿だと思う。  (「やりなおし教養講座」 村上陽一郎)





ジュード・ロウ.jpg
(八重洲中央口/6月16日)

何かの宣伝なんだろう、ジュード・ロウの大きなポスターがあった。
44歳、額はかなり広がっているが、カッコいい人だと思う。
幾つかの映画を観たが、美しいと思える男優である。






『ピウス13世 美しき異端児』 (The Young Pope)
The Young Pope2.jpg

映画ではなくドラマ、全10話。
WOWOWで放送され、録画して見た。
ふたたび、ジュード・ロウのファンになってしまった。


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(WOWOW が言うには)
ジュード・ロウが、若く魅惑的なローマ教皇を演じて話題となった超大作シリーズ。史上初のアメリカ人ローマ教皇に選ばれたピウス13世のミステリアスな人生を描く。



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ジュード・ロウ演じる教皇はちょっとお茶目で、魅力的な人物像である。
教皇は小さな奇跡を日々起こしているのだが、誰も気づかない。
教会機構の汚濁を排除し改革に踏み切る中で、聖なる物を手に入れていく。

10回のドラマは大作だが、金もかけたであろう。
バチカンの構造が、ある程度探訪できるし、面白い観光も出来た。
知らない世界の政治と癒着も、人間的で面白かった。


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吹き替え版しか放送されなかったが、教皇は甘く優しい声で吹き替えられていた。
ある意味で、聖職者たちが自分の弱さと欲に負けていく姿は納得できる。
人間の弱さに対峙する教皇のドラマとして、私ひとりが楽しんだ。

・ピウス13世/レニー・ベラルド : ジュード・ロウ
・シスター・メアリー : ダイアン・キートン
・ヴォイエッロ枢機卿 : シルヴィオ・オルランド
・グティエレス : ハビエル・カマラ




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(八重洲南口/6月16日)

八重洲駅のポースターを見て、ジュード・ロウはカッコイイと思った。
額が広がっていてもカッコイイと思った。
そう思って自撮りをしてみたのだが、半分以下のサンド・ロウくらいか、オレ。


この額の中で考えていること。
大阪遠征の旅費を捻出せねばならない。
限られた、残された時間を、埋めてやらないとな。

世は夏休み間近、旅費も高騰している。
あと1週間、あの手この手と考えてみよう。
まずは都議選を終えて、風が吹くのか見極めてから。




ファイト!






『舟を編む』   [映画]





        起伏のない、映画を観た。
        洗練はされていないけれど、憧れた世界。
        ただ、わたくし、地味一筋に生きることはできなかった。




        『舟を編む』
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        製作年 2013年
        製作国 日本
        配給  松竹、アスミック・エース
        上映時間 133分

WOWOWにて
新しい辞書を作るという難事業に取り組むことになった編集者たちの苦労と情熱を、三浦しをんの同名ベストセラーをもとに鮮やかに描き、数々の映画賞に輝いた感動の名作。

解説 新しい辞書作りに取り組む人々のひとかたならぬ苦労と情熱、そして辞書という世界の奥深さを愛情豊かに描き、第9回本屋大賞に輝いた三浦しをんの同名ベストセラー小説を、「川の底からこんにちは」の石井裕也監督がみごとに映画化。その名の通り、真面目で不器用な青年主人公を軽妙に演じる松田龍平を筆頭に、宮崎あおい、オダギリジョーら、出演者ひとりひとりが味わい深い好演を披露。第37回日本アカデミー賞で、作品賞、監督賞など、主要7部門の最優秀賞に輝いたのをはじめ、栄えある映画賞を数多く受賞した。



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        妻と一緒に見ようと思っていたが、退屈だったかな。
        でも私はこういう世界が、好き。
        主人公の男性が下宿する早雲荘がステキだった。

        早雲荘のロケ地は、長女が中学時代に宿泊した鳳明館の持ち物。
        鳳明館は娘が英語弁論大会で2年連続宿泊した本郷の老舗旅館。
        傾いていそうな下宿屋のロケ地を丁寧に探したのだろう。


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        この映画を観ていて、ずっと絶対恩師のことを思い出していた。
        先生の下落合の下宿先にお邪魔して、一緒に食べたパンの味を思った。
        本に囲まれて押し潰されそうな、恩師の部屋を思い出していた。

        辞書を作るという気が遠くなりそうな地道な作業。
        映画では15年がかりで1冊の辞書を作るのだが、素晴らしいことだ。
        何でも即席の時代だが、私は手紙派の、妻との恋も思い出していた。

        見終わった妻は、無精髭でも松田君はきれいな感じがするね、と言う。
        こういう世界が好きなんでしょ、とも言われた。
        映画は不出来でも、そういう人間には耐えられる、「世界」だった。





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        昨夜の晩ご飯は、かなり完成度が高かった。
         ・ブリの照り焼き=照りがうまくできたと思う。
         ・鮭のハラスとエリンギの炊き込み御飯=かなり満足できた。

        広告の品だったエリンギをたっぷり使い、食感を楽しめたはず。
        味付けも、お上品に仕上げられたと思う。
        ハラスもこんがり焼いて投入したのが良く、香ばしかった。

        今夜の炊き込み御飯は、少し邪道路線で行く。
        塩昆布とツナ缶を使う。
        来月に帰省する娘たちに提供の品数を、増やすオッサンである。




ファイト!






ディーン、君がいた瞬間(とき)   [映画]





自分の愚かさを知る者は、さほど愚かではない。  (Jimmy)




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          昨日の札幌、最高気温は -5℃、最低気温は -11.7℃。
          今日の予想最高気温は、1℃、予想最低気温は-11℃。
          「数年に一度の寒気」を耐える、か。





        『ディーン、君がいた瞬間 (とき) (Life)
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        原題      Life
        製作年    2015年
        製作国    カナダ・ドイツ・オーストラリア合作
        時間    112分
        配給     ギャガ
        映倫区分  PG12

解説  アメイジング・スパイダーマン2」「クロニクル」などで注目される俳優デイン・デハーンが死の直前のジェームズ・ディーンを演じ、LIFE誌の天才写真家デニス・ストックとの2週間にわたる旅と友情を描いたドラマ。1955年、マグナム・フォトに所属する気鋭の写真家ストックは、世界を驚かせる写真を撮りたいと熱望していた。そんな折、パーティで出会った無名の新人俳優ディーンにスター性を見出したストックは、LIFE誌に掲載するため密着取材を開始。ディーンを追ってロサンゼルスやニューヨーク、故郷のインディアナまで旅を続けるうち、互いの才能に感化されるようになっていく。ストック役に「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン。ロック写真家としても知られる「コントロール」のアントン・コービン監督がメガホンをとり、ディーンが一番輝いていた瞬間を写真家ストックの視点からリアルに描き出す。


        ジェームズ・ディーン役のアンニュイな話し方に、少し苛立った。
        むかし死に神役や吸血鬼をやったブラッド・ピッドの方が似ている。
        それでもディーン役の人は頑張っていて、後ろ姿はソックリであった。

        ゾクゾクッとしたのは、雨のタイムズスクエアでのシーン。
        おそらく自分たちやそれ以前の人びとが真似た、あの写真を撮る。
        ロングコートのポケットに手を突っ込んで雨の中、肩をすぼめた写真。

        写真家が主役なので、ディーンはいつでも被写体となる。
        追われる苛立ちも感じるが、追う方もストレスだったろうなと思う。
        気がつけばあっという間に終わっていた映画だが、最後は悲しい。

        夭逝した、影のある美青年は、暗く引き摺るものを抱えたままだった。
        自分であり続けるほどに、影は色濃くなっていく。
        死の淵を覗く危ない男だったんだな、と思う。


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        煙草はよくないと今は思っている。
        それでも、こういう喫煙スタイルを真似たのも事実だね。
        この写真の撮影シーンが登場したときには、ゾクゾクした。

        私が持つコンデジよりずっと機能の少ないカメラで撮っていた。
        望遠やズームの機能も望めないような小さいカメラ。
        それでも世紀を超える写真が撮れているのだ。

        まさに腕であり、感性という物なんだろうな。
        いい写真は、白黒であっても、光と影が感じられる。
        ジェームズ・ディーンに似ようとしていた自分の、光だった写真。






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        服を着た小さい犬は、しばらく左前足を上げていた。
        きっと肉球が冷たくて、たまらないんだろうなと思った。
        私の毛細血管も途切れたのか、手足の先が冷たくシビレて感じる。

        しっかりするぞ、ディーン。




ファイト!






『白ゆき姫殺人事件』   [映画]





        あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかもねむ
                                          (柿本人麿)



        激しくはないので風邪は治りかけだと言った。
        治りかけの風邪はうつりやすいのでと、妻から接近禁止令が出た。
        空き部屋が多いので妻を残し、2階の月が見える部屋に、独り寝。





        『白ゆき姫殺人事件』
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        製作年    2014年
        製作国   日本
        配給     松竹
        上映時間  126分

湊かなえの同名小説を「予告犯」「殿、利息でござる!」の中村義洋監督が映画化。明朗快活な役柄の多い井上真央が殺人事件の犯人として疑われる地味なOLの役を好演し、演技派の力量を見せる。また、ヒロインの周囲の人々の証言をもとに、事件の詳細が語られていく手法は黒澤明監督の「羅生門」風で、それまでの展開を覆すような意外な犯人の出現に驚かされる。現代人が何げなく使っているSNSで悪意が拡散していくさまが恐ろしく、そんな社会に対するメッセージとも取れる、皮肉たっぷりなラストに思わずうなる。  (WOWOW レビュー)


        妻と一緒にドラマや映画を観るのが楽しみなオッサンである。
        妻には面倒くさくて、鬱陶しいやっちゃなと思うのだろうが、付き合ってくれる。
        映画を選ぶのは私だが、外すことが多くて録画選定に苦慮する。

        妻が、湊かなえの本を借りていたのを知っているので、録画した。
        感嘆符は出してもらえなかったが、面白かったよと言われて安堵した。
        妻の好む天童荒太の『悼む人』は、とんでもない映画になって二人で失望したが。

        犯人捜しを楽しむのかと途中から気づいたが、この人でしょと、行き着いた。
        冒頭から死体になる菜々緒は、死体としてよく頑張ったと思う。
        自分が美しいと自分で気づいている人ふうで、好まないモデル役者だが。

        面白かったのは、朝の連続ドラマ『べっぴんさん』の人が多く出ていたこと。
        中でも、お姉ちゃん(蓮佛美沙子)は、髪型が違って途中まで気づかなかった。
        あるいは看護婦だった人(谷村美月)も、友人役で雰囲気が違い驚いた。

        小学校時代のイジメを引きずるのが湊さんらしいと言うか、怨念だ。
        見終えてスッキリとは行かない社会派の推理映画なんだろうか。
        邦画にも、力のある役者さんが出てきているんだなと、思った。

        妻が楽しんでくれたから、それで良い映画だと思う。




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        グーグルマップで3D機能がついたらしく、少しだけ旅をして遊んだ。
        自宅の住所を打ち込んで眺めると、妻が物干し台で洗濯物を干していた。
        そのことを伝えると、そう言えば、グーグルの車が走ってたねと言う。

        鹿児島の三女の住む住所を見ると、まだ次女が居た頃の写真だった。
        次女の自転車が玄関前に止まっていたが、ちょっと怖くもある。
        パリのレピュブリック広場でグーグルのカメラ車を見たが、私は写ってなかった。

        怖い話だけど、写ってしまいたい気もしている。
        妻が写っているのに自分が写っていないと、負けた気がして。
        そんな馬鹿なことを考えるほど、風邪は快復してきている。






ファイト!






『コンフェッション~ある振付師の過ち~』   [映画]





                   敵は内に潜む
                   戦うべき相手は
                   己の驕りと愚かさと罪である
                                 (キケロ)





        『コンフェッション~ある振付師の過ち~』 (Match)
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        原題    Match
        製作年  2014年
        製作国  アメリカ
        時間    93分

2004年にブロードウェイで初上演された戯曲を、作者S・ベルバー(映画「10日間で彼女の心をうばう方法」を監督)自身が監督して映画化。主人公役は、舞台版でトニー賞の演劇主演男優賞にノミネートされたフランク・ランジェラから、実力派スチュワートに交代。「X-MEN」シリーズのプロフェッサーX役やTV「新スタートレック」でピカード役を演じたスチュワートだが元々は英国演劇界の本格派。本作で高い表現力を見せた。共演は「スパイキッズ」シリーズのC・グジーノ。WOWOWの放送が日本初公開。

        パトリック・スチュワートが陽気で饒舌なダンスの先生役で登場する。
        随所に下ネタとジョークを交えたマシンガン・トーク。
        舞台劇の匂いを感じていたら、原作が戯曲だった、どうりでな。

内容/物語  ニューヨーク。若いころはバレエダンサーだったが振付師を経て、老いた今はひとり暮らしをしながらジュリアード音楽院でバレエを教えるトビー。シアトルの夫婦、マイクとリサから米国バレエ史について取材したいと頼まれ、彼らを自宅に招く。ところが夫婦は1960年代のバレエ関係者の私生活を知りたがり、ある女性の名を出す。その女性はマイクの亡くなった母親だがトビーの元恋人で、マイクはトビーが自分の父親だと疑い……。

        朝から部屋にこもって勉強中の長女を邪魔しないように、ヘッドホンを使用。
        WONDER Core と 自転車で、少し運動しながら観た。
        決して楽しい映画ではないが、古典的な映画手法には落ち着きを感じた。

        大きな場面転換はほとんどなく、ある種の心理劇だった。
        主人公がカットした爪を瓶に蓄えている様は異常で、納得するシーンだった。
        言葉に出来ない親と言葉の欲しい息子の確執も、よく理解出来る。

        若いうちの過ちは、誰にでもあることとしておこう。
        しかし、年を食ってからは、出来るだけ無難に行きたい所だ。
        それでも襲われてしまったら、深呼吸をして、新しく始めればイイと教える。

        老いてしまえば単純なことを繰り返す毎日。
        飽きてしまったら、流れは自分で変える。
        深呼吸して、いまの人生を諦めないことだ。






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        長女のための昼ご飯。
        左=かぶとベーコンとニンジンのスープ(チキンブイヨン)
        右=ベーコンとツナとキノコのコンソメ炊き込み御飯

        最近、食材としての「かぶ」が気に入っている。
        長女が炊き込み御飯は好きだよと言うから、変わり種を投入していく。
        腕の見せ所だが、出番は少ないのが気になる。

        幾つになっても学生は、何をやっても勉強だ。
        そんな時期もあと少ししかないのだから、博士になるまでの辛坊。
        昼食は2時間以上も話し込んで、勉強の邪魔をしてしまったオッサンである。




ファイト!






『ナショナルギャラリー/英国の至宝』   [映画]





              「知りたいという欲求は、人間の良き本性である」
                                (レオナルド・ダ・ヴィンチ)



        『ナショナルギャラリー/英国の至宝』 (National Gallery)
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        原題 National Gallery
        製作年  2014年
        製作国  フランス・アメリカ合作
        配給    セテラ・インターナショナル
        時間    181分
「パリ・オペラ座のすべて」などで知られるドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマンが、ロンドンのトラファルガー広場にある世界最高峰の美術館ナショナル・ギャラリーの秘密に迫った一作。ダ・ビンチ、モネ、ゴッホ、ミケランジェロなど西洋美術屈指の名作がそろう同美術館で、3カ月にわたって取材を敢行。英国ロイヤルバレエ団と絵画のコラボレーションや、専門家による工夫を凝らしたギャラリートーク、斬新なアイデアに満ちたワークショップなど、来館者の知的好奇心を満たす様々なプログラムをはじめ、美術品を展示するまでの過程や高度な技術を駆使した修復作業、X線分析によって名画の下から別の絵が浮かびあがってくる様子など舞台裏も映し出し、同美術館が190年以上にわたって人々から愛され続ける理由を紐解いていく。

ロンドンの中心地であるトラファルガー広場に位置するこの美術館、所蔵作品は2,300点余りと決して多くはないが、年間500万人以上の人が訪れる世界トップレベル。しかし、建物や設備もパリのルーヴルやニューヨークのメトロポリタンに比べれば、小さな美術館だ。

館内ガイドツアーでの、学芸員や専門家の工夫を凝らしたギャラリートークは、アートとの出会いをワクワクするような興奮に変えてくれる。本格的なデッサン教室や触れる絵画のイベントなど、ワークショップも斬新なアイデアに溢れている。

        常設展への入場料も上記のオプションも、すべてが無料

        アートを楽しむことに、貧富や階級の差はないという精神を今も守り続けている。


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        我が絶対恩師は、あれこれイチャモンを付けながらも、喜んで見ただろうな。

        3時間は長く、舞台裏の会議や、1枚の絵のエピソードもマシンガントーク。
        字幕を追っかけるのに大変で、しかし大いに勉強になった。
        そっか、そういう見方をするんだねって、学んだ。
        欧州でレアな美術館巡りをする長女の、教養講座用にダビングすると決めた。


        この絵をあなたが眺めているのは1337年。
        あなたは読み書きが出来ません。
        教会のステンドグラス越しに入る光と、蝋燭の灯りでこの絵を見ています。
           (何だか催眠術みたいな話だ)
        揺らめく光の中で、絵の中の金色の飾りが揺れて輝き、動いて見えます。
        動く絵を見ながら、あなたは何を思うでしょうか。
           (どういうことなんだ?)
        私が今、ポケットから、毛がふさふさの可愛い猫の絵を壁に貼ります。
        その猫の目をめがけてダーツを始めたとします。
        それを見ていて、あなたはどんな気持ちになりますか?
           (こういう切り口は意表を突いてきた)

        何人かの学芸員が、それぞれの持ち味と切り口で、絵にまつわる話をする。
        奈良の東大寺近辺では、史跡の説明をするボランティアを見たことがある。
        学芸員による、積極的な解説講座が、普通に(無料で!)ある驚き。

        ハコモノ行政のニッポン。
        古い建物を改修して、かけるべき予算を、脳味噌の方に回してくれへんかな。

        イイ映画を観た。
        ただ、学芸員の顔ばかりではなく、その絵をもっと映してくれへんかな。
        絶対恩師も、見たらきっとそこの文句は言いまくっただろうよ。




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        お買い物に行く「JR生鮮市場」近くに、またもやコンビニがオープンする。
        しばらく空き地のままだったが、工事が始まっていた。
        三女の読みでは、きっとセブンだな、この雰囲気は、そう言っていた。


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        吉野家が出来ると良いなとチチは思うのだったが。
        セイコーマート(Seicomart)のようである。
        同店のホッとシェフはウマいらしく、妻は、開店記念で安売りしないかと期待。

        この場所の斜め向かいにセイコーマートがあったのだが。
        見に行くと、「テナント募集」の貼り紙があった。
        便利なコンビニは、様変わりが激しいコトよ。



        美術館、60歳を切り上げて、65歳からの割引だし、世知辛い。
        さーてそれなら、ぼちぼち妻好みの、カラシ蓮根を作るかな今日は。
        せっかくの日曜日だしな。




ファイト!






『リトルプリンス 星の王子さまと私』   [映画]





             心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
             大切なものは、目には見えないんだよ。
                                      (キツネ)






        『リトルプリンス 星の王子さまと私』 (The Little Prince )
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        原題 The Little Prince
        製作年  2014年
        製作国  フランス
        配給    ワーナー・ブラザース映画
        映時間  107分
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる不朽の名作小説「星の王子さま」を長編アニメーション映画化。現代を生きる少女を新たに主人公として設定し、原作の飛行士が老人となって登場。原作の物語を語りながら、原作のその後も描く作品になっている。新しく引っ越した家の隣に住む老人が気になる9歳の女の子。若い頃は飛行機乗りだったという老人は、昼間は飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を眺めて暮らしていた。2人は仲良くなり、女の子は老人から、砂漠で出会った星の王子さまの話を聞かせてもらう。しかし、やがて老人は病に倒れてしまい、女の子は老人が会いたがっている星の王子さまを探すため、オンボロ飛行機に乗って空に旅立つ。


        次女から録画を頼まれてWOWOW、ダビング。
        どんな物を見たがるのかと、妻と一緒に見たのだった。
        楽しく見ることが出来た、オレって子ども心を持っているんだぁー。

        管理された少女が原作の話を読むうちに変化し、物語を継承する。
        原作パートを人形アニメで、少女のパートを3Dアニメで表現している。
        面白い工夫だと思った。

        ただ、見終えて思ったことは、これってパクリ?
        でないなら、オレも童話大賞の佳作狙い、10万円やん。
        と、すでに誰もがやっているアイデアだわな。

        製作国がフランスだから、フランス語を楽しみにしていたのに、英語だった。
        薔薇と王子様の、「幼くて愛を知らず」、そんな原作だったっけ。
        ちょっと己の読解力に不安を持ったので、読み直すことにした。

        挿入歌が、少しばかり寂しい感じで良かった。
        Lily Allen 『Somewhere Only We Know 』




              キミとは遊べない なついてないから
              でも なついたら お互いが必要になる
                                 (キツネ)







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        秋深き おっさんは 何をするひとぞ

        昨日の晩ごはんは、レベルが高く嬉しくなった。
        庭のジャガイモたっぷり、「じゃが肉じゃが」は自画自讃大絶賛だった。
        美味しい馬鈴薯は、ミミズくんが土壌汚染対策をしてくれたからかな。


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        昨日の炊き込み御飯は 「オイスター風味の鶏めし」でした。
       【鶏もも肉を漬け込む】
        オイスターソース=大匙3、 醤油=大匙1、 酒=大匙1、
        砂糖=小匙1、 塩=小匙1/2、 ごま油=小匙1
       【あとは炊き込むだけ】
        米=2合、 鶏がらスープの素=小匙1、 水=300cc
        漬け込んだ鶏を汁と共に投入+ニンジン+椎茸+シメジ+うすあげ



        cookpad からのレシピだった。
        いつもと違った味の炊き込み御飯、おっさんは見ていた。
        妻が2度、お代わりをしていたことをね。

        ふっふっふ、ここにも幸せがあった、秋深くて。




ファイト!







『天使が消えた街』   [映画]





            眠る者 決して名声を得られず
            欲望も人生も 夢のごとく過ぎゆく
            地上に残す己の形見は 空の煙 水の上の泡(あぶく)
                               (『神曲』ダンテ「地獄篇」)





        『天使が消えた街』 (The Face of an Ange)
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        原題  The Face of an Angel
       製作年  2014年
       製作国  イギリス・イタリア・スペイン合作
        配給  ブロードメディア・スタジオ
     上映時間  101分
     映倫区分  R15+
2007年、イタリアでひとりの留学生が殺害される事件が発生。被害者、そして彼女のルームメートであった容疑者の留学生も、ともに若く美しい女性であったことから、事件の背景にさまざまな事情が取り沙汰されて欧米のメディアが煽情的な過熱報道を展開し、一大騒動となる事態に。ウィンターボトム監督は、重層的なメタ映画の形式を借りて、そうした世俗的な関心や騒ぎとは距離を置いた視点から、この実話事件の映画化に取り組もうと悪戦苦闘するひとりの映画監督の姿を静かに見つめる。主演は、D・ブリュール。


        おそらく「見方」を間違っていたかも知れないが、途中まで良かった。
        真犯人捜しゲームめいて、脳味噌が熱気を帯びて見ていたが、違った。
        長女と妻にダビングしようと途中まで思ったが、しないし勧めない。

        実際の事件を「違う視点で描く」と言われると、そうかと思う。
        たしかに暴露記事の被害者になる被害者の立場も分かる。
        しかしこういった映画で「真相」に迫ったとは思えない。

        主人公の映画監督が、麻薬とアルコホールに溺れていく姿が軟弱だ。
        神経の細さを表現したいんだろうが、麻薬に溺れてはダメさ。
        淡い恋も、因果関係も含めて脆弱でしかない。

        最近、ハズレの映画ばかりを見ていて、ここにタイトルさえ残したくない。
        それでもこの映画では、主人公を助ける女子大生がキリリとしていたのだ。
        けっこう過激な性格のモデルさんが、ワケありな役柄を演じていた。

        メラニー役のカーラ・デルヴィーニュの太い眉毛が魅力だった。
        ハリーポターのハーマイオニー役の子かと思ったら違ってた。
        エマ・ワトソンではなくモデル出身の危険な女子を鑑賞する映画。





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        劇中人物に語らせる長い台詞が、きっと作者の真意なのだろう。
「死を見つめることで生を理解出来る。殺しには様々な物語が、世の中には殺しが、溢れている。死は物語の終わりだ。我々はもはや神を信じてはいない。だから殺しに惹かれる。現実の殺し、フィクションの殺し、安全圏から眺める“死”。人びとの興味は“誰が殺したか”でしかない。“死の意味”ではない。テレビで見る死だ。現実では友人の死体を見たくない。」





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        三姉妹による、娘たちの、女子会が終わったようである。
        それぞれに楽しんだようだが、互いの敬意がステキだと思う。
        昔の人は、親しき仲にも礼儀あり、と教えたものだ。


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 実に、千葉国体ぶりで、飯田橋の日仏会館でのランチはとても良かったよ! 記憶通りのことも記憶とちょっと違うところも・・・。見てる人が違うと見え方も違ってくるしね。誰だかのコメントみたいに、見ているとこが違うと、記憶として残っていることも変わってくるしね。記憶ってなかなか難しいけど、人と違うから思い出話にも花が咲くのかな〜、なーんて思った昨日でした。ではでは、またね! 次女



        昨日見た映画は、視点の問題だった。
        次女からのメールは視点と記憶の話。
        こういう話題と出会う時期なのかも知れない。

        もしかすると思索の秋がやって来るのかも知れない。
        なぜワルになりきれなかったのか、考えてみるかな。

        昨日のシチューで、庭で採れたジャガイモが最高に美味しかった。
        一昨日の肉じゃがでも、庭で採れたジャガイモが最高に美味しかった。
        今日も、ジャガイモを使って料理長になるかな。




ファイト!






『アデライン、100年目の恋』   [映画]






                   『花』
                                 小山薫堂
             枯れない花は、花じゃない。
             枯れるからこそ、花という。
             切なさと限りが入り交じり、
             満開の一瞬を、花は永遠の美に変えるのだ。
             枯れない花は、花じゃない。
             枯れるからこそ、花という。




     『アデライン、100年目の恋』 (The Age of Adaline)
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     製作年 2015年
     製作国 アメリカ
     配給 松竹
     上映時間  113分
交通事故から九死に一生を得たものの、その時の年齢29歳からなぜか老化がストップしてしまったヒロインの奇妙な運命と、やがて真実の愛に巡り合うまでを描いたファンタジーラブストーリー。不老という奇跡がヒロインに幸福をもたらさず、重荷でしかなかったという苦悩を通じ、限りある人生と愛の尊さを綴る。人気海外ドラマ「ゴシップガール」主演で日本でも高い人気を得たライヴリーが、誰にも言えない孤独を抱えたヒロイン役を好演した。共演はH・フォード、E・バースティンなど。

        自転車を漕ぎながら久々に映画を観た。
        少しばかり泣いちゃうシーンが後半にあるけれど、丁寧な映画だった。
        ちょっとしたことで表現される時間の流れに、緻密な計算を感じる。

        WOWOW の「W座」で録画しておいたが、終了後の対談がいつもより面白い。
        それもあって、妻のフォルダに移しておいた。
        最近、一緒に見ても不作が多かったが、これは妻も楽しむだろうと厳選だ。

        主人公を演じたブレイク・ライヴリーが際だった美しさを上手に演じた。
        元々美しかったのかも知れないが、生きた時代に合わせたファッションも良い。
        「出会いがぼちぼちありそうな我が娘たち」には、いつごろ到達するのかしら。





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        二重窓に映った十五夜の月。
        ピントは始めから合わないのだけど、左右が逆に映っていて面白い。
        夕方から土砂降りだったのに、8時頃から快晴となった。


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        十五夜のおっ月さんには会えないかと思ったけれど。
        激変の快晴に、イイことが起こる予感がみなぎるのだった。
        跳ねるのはうさぎだけでもない。9月も半分が過ぎた。

        三女に人生を語り続けている。
        泣かせることもあるけれど、重要な遺言伝達でもあろう。
        生きる姿勢、Principle について語り続けている。




ファイト!