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本日発行の教科通信   [学年だより]

卒業まであと 355日 / センター試験まであと 313日……間に合わせようぞ
平成25年3月11日(月)
もうすぐキミも合格体験記を書く番になる
 たとえば、2月の第二週には5日間に31時間の授業時間があった。そのうちの29時間、私は授業をおこなった。その週の2日間は、昼休みも講義をし続けた。普通、一日に4時間の授業が入れば文句を言い始める。その領域を越えて、金曜の午後2時間は会議で、それ以外の全ての時間を授業に費やしたことになる。座ることなく講義をしているので、腰が痛くなる。

 そこまでやったのには理由があって、3年の担任で私の仲間がいるけれど、そのクラスの生徒が全く文章を書けない。見ていて分かるし、二次試験では確実に餌食になる、落ちると直感した。何とか集中講義を受けさせて、大きな変化を起こさねばやられるぞと、声をかけた。

 持論。小論問題で、過去問はもう絶対に出ない。そんなものを直前に後生大事に解いていても意味はなく、過去問はとっととやり終えて傾向を探り、自分で予想問題を想定していく。それに匹敵する他校の問題や、想定した問題に対応して意見を出していくための「思考パターン」を、一つでも多く手に入れるべきである。

 私は、過去問の添削指導を否定しているのではない。添削指導は重要で、書き方や主に、論理的展開が正しいかの判断を仰いでおくのは重要なことで、失点を減らすための準備として重要である。しかし、400点中200点の配点がある600字問題の、失点を減らすことも重要ではあるが、書けなかったら失点どころではなく、確実に落ちる。得点するための、「意見」が出せなかったらオシマイだと言うこと。勝負できる意見文を書くためには、「思考パターン」を多く持つ必要があるのだ。

 例年どおり今回の問題Aでは、設問1が「説明せよ」という形式ではあるが200字要約問題である。設問2は、これも「説明せよ」とありながら分析力と具体例を導くイメージ力が問われており200字。ここまでが各100点。そして設問3が、「説明せよ」という形式での、実体験を元にした意見文である。これが600字、200点。

 今回の問題を見た瞬間、心の中で「的中!」と叫んだ。そして、面倒を見た生徒は受かって当然だと思った。設問2と設問3の両方の思考パターンは与えてあったからだ。設問1は要約で、それは十分できる生徒だった。合格したと知らせに来た時は、心底嬉しかった。ただ、私のことを怖がっている生徒だから、何もしゃべれず、手紙を渡しに来たのだった。本人の氏名以外の、全文を掲載する。
 tommy88先生  直接お話をすると自分の気持ちを全て伝えることができないと思うので手紙を書きます。このような便せんしかなくてすみません。◆このたび無事、第一志望の教育大学に合格することができました。私はこの合格はtommy88先生のご指導のおかげだと思っています。◆それは今回の課題文型の最後の設問が、「子どもに自信をつけさせる方法について述べよ。」というものだったからです。私はこの設問を見た時に、「自信とは自分を信じる力だ」という先生の言葉がすぐに浮かびました。その言葉から、自分自身の体験などを引き出して、つなげて書いていくことができたと思います。先生から教わることがなければ、きっと逆転することはできなかっただろうと感じています。◆私は途中で先生のご指導から逃げ出しました。でも合格までの過程には、確かにtommy88先生と過ごした時間があって、それを活かすことができました。たった2週間ではありましたが、先生からいただいた言葉や、教えられたことは本当に沢山あります。大学へ行ったら、もっと積極的に色んなことを吸収し、先生のように色々な考え方のできる人間になれるよう精進したいと思います。短い間でしたが、お世話になりました。本当にありがとうございました。   平成25年3月7日   S


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嵐  第17号/平成24年8月 20日(月)発行    [学年だより]

夏休み終了 一気に中堅学年も後半戦
 夏休みが終わりました。生徒諸君が「受験生」であることには変わりありません。今後、シルバーウィークや学期間休業を挟むように『第2回定期考査』(9月4日~7日)、そして『見学旅行』(10月12日~16日)と大切な予定、大きな行事が続きます。無駄をなくして、気を引き締めて、さらに有意義な日々を作らねばなりません。

 終わったばかりのロンドン五輪で、メダルの獲得総数が、史上最多となりました。かつて民主党の事業仕分けで、神戸空港近くにある「スーパーコンピュータ京」に対して、「2番じゃいけないのですか」という質問をして、一時期、流行しました。その議員の言葉の是非を問題にしたいのではなく、今回の五輪、2位で大喜びする選手をたくさん見て、「表彰台に上がる」という価値が、とても大きいのだと感じました。

 3位と4位では天国と地獄です。3年前、次女がインターハイ最後の年、女子自由形の50mと100mで決勝に進み、どちらも4位でした。レース後、父は全力で言葉をかけましたが、娘は放心してしまって、その流す涙に重い物を感じました。父は人生として手に入れた物を解説し、娘は失った物を見つめていました。「人生」のことは、やがて分かるのですし、やがて理解するのです。

 しかし、今を生きる若者たちには、きっと理解が及ばないのです。天国と地獄。今、人生の一つの分岐点となる大学受験を控えています。トップで合格する必要もなく、たしかに上位で合格すれば奨学金はもらえるでしょう。しかし、合格することが最低条件ではないでしょうか。となれば、1点足りずに落ちたと人と、1点多く取って受かった人の差は、天国と地獄の差なのです。そのことを再度、分かってもらいたい。

 2012年8月20日、28期2学年。実はいま、その「天国と地獄の差」をしっかりと見つめなければならないのです。単に今日は夏休みが明けたのではなく、受験生としての戦闘モードに入っていなければならない、ということなのです。

準備と努力を怠っていると幸運は逃げていく


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2009年 夏 長女のホームステイ先 美しくてシビレます

嵐  第17号/平成24年8月 20日(月)発行    [学年だより]

打ち上げなどという愚かな行為を優先させてはイケナイ

 夏休み前にあるクラス担任から『集会届け』が出されました。許可印をくれと言うことでした。私は拒絶しました。主客転倒した行為には、しっかりと対峙いたします。学校祭のための学校ではありません。まずは学習が優先される。進路実現の余話として学校祭があるだけで、まずは学業優先。

 国語のシラバスに明記した提出物、要約自己添削5月14日提出と7月18日提出の併せて10枚の未提出者が、どういう条件で「打ち上げ」なのか信じられません。しかもその代表者に名を記している者は1枚も提出していない。しかもその集会届けに名前が書かれていたうち三分の一が未提出です。外部での集会を認めないのは当然。

 打ち上げなどという儀式、創造的集団がさらに新たな活力と鋭気を求めて実施したものですが、だらしない大人が形骸化させて口実を作る材料にしているに過ぎません。それを何の創造をもせぬ、あるいは役立つ責任ある行動を発揮するわけでもない若者が、遊ぶ口実として利用します。断固反対は勿論ですが、学校としての許可をもらいたければ、やるべき事をやってからが、当然のことではないでしょうか。

 未だに震災・津波・原発事故の影響で、まともな生活をさせてもらえない日本人が、何万人もいることを知っていて、未来に地域のリーダーとなる者たちが「打ち上げ」なるものを何ゆえに実施されるや。そんなことをやりたければ、家族で自宅に友人を招き実施されては如何でしょう。隠れて実施するにはリスクテイクの覚悟も必要です。

挑発的な文章を書いてしまったが、管理職のチェックを受けてどこまで訂正されるのかは知らない。これでもオブラートにくるんで表現したつもり。盆休みで校長・副校長は来ていなかったけれど、回覧に回した。週末には学年の係に戻ってきて加筆訂正箇所を繕って印刷、配布の運び。マットウな若者を育てたい。


若者よ鍛えておけ 革命のその日まで

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2009-8-27 ケニアにて長女
3年前、長女はケニアの植林ボランティアに参加した。早稲田と富山大学の協同作業だったと思う。遠征費20万円かかるのだけど、ということだったが、チチは単純に、20万円で世界の役に立って、2週間もライオンやハイエナの危険に身をさらし、マサイ族の家にホームステイできて、オバマ大統領のお祖母ちゃんに会えるなら安いもんや、行ってこい。・・・娘は行った。トイレは、の・ぐ・そ・・・、え、む、娘が・・・

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2009-8-28 長女ケニアにて
こういう交流にお金と時間をかけてもらいたいのでした。若者にはね。しょうもない大人のまねをして、呑んで歌って踊って急性アルコール中毒になるための準備を、今からするのではなくて、異文化に突進していってもらいたい。少なくとも目の前の高校生を見ていて、切に願うのでした。
時間はないんやで。

意志のちから   [学年だより]

人が見ているかどうかではなく、自分でやると決めた以上、やり通す。それが意志だと思います。意志の力を発揮する日々でありたいと考えています。
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本校でいちばん忙しくてストレスがたまって、なおかつ周囲から迷惑がられるポジションは教務部長です。楽になる方法はあるのですが、教えられるのではなく、気づくべきだと思うので放ったらかしています。彼の「ストレスやけ食い太り」は、4月末までの私と同じなので理解を示します。ウエスト100㎝のズボンを作り替えてアジャスタまでつけたのは時期が同じでした。

共通の知人が私の手を「豚足のような」と呼び、十分に言ってることが納得できたので、5月1日から戦う日々を始め、はじめは胃を小さくするために一日1食、現在は2食にし、運動の時間を確実に組み込む日々を作り、基礎代謝を上げるようにしました。93㎏あった体重は、83㎏まで落ちました。あと2ヶ月かけて、もう10㎏落とそうと思っています。

意志のちからを、くだんの彼に見せることにしました。他人なら放置しておくけれど、お節介にも、ベルトを切るのに、わざわざ彼の所へ行きハサミを借りたわけです。彼のハサミで、まず今日の分を切りました。まだまだ切らねばならなくなると思います。意志のちから。

ものごとは、うまく流れ始めます。そういうものなのだと思っています。


本日発行の「学年だより」第12号は人様の文章を転載して、考えるヒントを提示しました。
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発掘ノートから
 私は「発掘ノート」を利用しています。それは、使いかけて辞めたノートで捨てるのはモッタイナイ少し厚めのノートに、新聞や本で少しでも気に入った表現や意見があれば切り取ったり、コピーして貼り付けます。ノートの半分とか三分の一まで行けば使用を辞め、そのまま3年、5年と放置しておきます。再び、雑記帳として使用し始めると、まとまった時間の後に、かつて気に入った文章と再会することがあります。今回11年ぶりに再会した文章に刺激を受けました。紹介します。
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 敗戦の焼け跡から一丸となって復興と経済成長に邁進した日本国民は、現在、二極化、あるいは多極化している。マスメディアでは、勝ち組と負け組という言葉がよく使われるようになった。だが、二極化というのは、勝ち組と負け組に分かれたということではない。

 勝ち組と言われる企業の中にもリストラにおびえる人がいるし、負け組と言われる企業でも充実している人がいるはずだし、倒産した企業でも優秀な人材はすぐに次の就職先を見つけることができる。

 今、日本人は、何をすればいいのか分からない人と、何をすればいいのか分かっている人に二極化しているのだと、わたしは思う。

 評判の悪い「引きこもり」だが、小説家だって一種の「引きこもり」だ。そして、一般的な「引きこもり」と小説家の違いは一点しかない。小説家は部屋に引きこもって何をすればいいのか分かっている。彼は小説を書くのだ。

 わたしは今でも小説を書くのが好きではないが、充実感はある。そして決して飽きない。充実感があって決して飽きることのない何かを持っているか、持っていないか、その一点で人間は生き方が変わる。充実感があり飽きることのない何かを持っている人は、何をすればいいのかを分かっている。

 無駄な公共投資を続ける政治家は、ばらまくことが好きなわけではなくて、何をすればいいのか分かっていないのではないか。既得権益にしがみつく官僚や経営者は、そうするのが好きなわけではなくて、何をすればいいのか分からないのではないだろうか。

 突然キレて教室の椅子を窓ガラスにたたきつけ暴れ回る生徒は、本当にそういうことが好きなわけではなく、他に何をすればいいのか分からないのではないだろうか。テレビゲームの前に座って好きなことが見つからないと嘆くフリーターや、失恋の自覚がなく日夜、昔の恋人の部屋の前にたたずむストーカーは、その他に何もすべきことがないのだと思う。

 つまり現在の日本を覆うほとんどの問題は、何をしていいのかわからない、ということに尽きるのではないか。何をすればいいのか、それを探すのは簡単ではない。だが、無自覚にせよ、自覚的にせよ、探さなければ決して見つからない。

 わたしは、新しい年に何をすればいいのか分かっている。あなたは分かっていますか?

北海道新聞 2001年1月4日(木) 夕刊より 新世紀を迎えて―何をすればいいのか/村上龍

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 天才とは、ただ、努力の継続をできる人のことを言う。成功と失敗の差は、ほんのちょっとした所にあるから、そこに私たちは気づかないことがある。あまりにも背中合わせなので、成功が間近にあるのに見過ごしてしまう。

 成功目前で、あと少しの努力、あと少しのガマンという所で、いかに多くの人たちが、諦めてしまうことか。潮がきれいに引くのは、すぐ潮が押し寄せてくるためである。

 実際、成功の方向に向きかけている時が、最も困難に見える時なのである。

 あと少しのしんぼう、あと少しの努力で、絶望的な状況が、素晴らしい成功に転じるのだ。

 努力を諦めない限り、失敗なんてこの世にはないのだ。

 自分の心の内から来る敗北以外に敗北はなく、自分自身の持っている意志の弱ささえ克服すれば、乗り越えられない障害なんてないのだ。
「A message to GARCIA」エルバート・ハバードの言葉

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凱  第32号/平成24年3月 23日(金)発行    [学年だより]

最終号でした・・・

わたくしごとですが失速していたわたし

 12月26日、突然の吹雪でした。教育権は家庭にあるわけだから、我が子なら「今日は休め」と指示し、学校に連絡して休ませるのですが、仕事であれば休むわけにいきませんでした。午前7時15分、高速道路が閉じられる直前、事故に遭いました。結局、「今日は行けません」と連絡することになりました。車は再起不能、むち打ち症状で首には未だに妙な痛みを残しています。車を買い換えた出費の方が痛いですが。

 1月12日夜、「父危篤」の知らせがありました。実力テスト作成の最終段階で、すぐに大阪へ帰るわけに行かず、姉には恨まれることになりました。13日未明、父が死んだという知らせが入り、午後の大阪便を手に入れ、学校で事務的な仕事をしてから大阪に帰りました。突然の喪主、1週間という滞在時間では処理しきれない事務的作業がありました。のこされた母の障害認定手続き、それよりも今後をどうするのかという重い物が突きつけられました。以後、毎月のように大阪へ帰り家の片付けです。

 人生をどうするかな、早期退職をして大阪で、とは考えるのですが、まだ高校2年生の娘が残っているので収入源を断つわけにも行かない。放心していきます。

 総務部長から年度内のまとめとして学校評価に記載されたコメント部分のコピーを渡されました。1学年に関する物でした。内容は辛辣でした。私は忘れません。6件の内容は全て、私や我が学年を「叩く」表現でした。私がとても残念な気持ちを未だに持ち続けているのは、100%の「NO」です。たったのひとつも、私のところへ声は上がらなかったのです。「Yes」だとか「Nice」がなかったことを残念に思っています。

 私の学年の先生方は、過去のどの学年の方々よりも、一所懸命仕事をしてくれているし、子どもたちとの面談の数は四六時中。遅くまで仕事をするから良いのではありませんが、それぞれに家庭を持ち、それでも仕事に比重を置いて28期生の面倒を親身に見てくれています。そんな彼らへの「ありがとう」すらなかったのが悔やまれます。

 何もしなければ何の問題も起きません。私の失礼や無礼や乱暴な性格が叩かれるのは慣れています。そうやって家族に捨てられ、学校からも見放され、大阪を飛び出したティーンエイジを過ごしてきましたから、レッテルを貼られるのは慣れています。しかし、全力投球で対応している担任の先生方に、ひと言もなかったのが悔しいです。100%の「NO」は重圧です。学年の先生には、私から感謝の気持ちを捧げます。
生徒の皆さん、学年の先生、一年間ありがとうございました。

今こそ合格や不合格体験に耳を傾けよう

 計画やスケジュールは立てることに意味があります。何をこれからしなければいけないのか、そしていま、自分がどういう状況にあるのか、ということを客観的に見ることができます。自分を客観視する。自分を相対化すると言うことです。

 いまの自分の状況を、もう一人の自分が客観的に見て、いまこの状態だと何をしなければいけないかということを確認する。人生の棚卸しみたいなものです。これを、積極的にやるべきなのが今の時期だと思います。

 甲子園に快音が響き、春の訪れ。うたかたの宴に一喜一憂する姿に、春が陽差す。なくしたものは見つからないけれど、新しい何かが始まる、時は春。今年の夏に燃えさかるために、いまを弾ける、時は春。あなたと出会うために今日まで来ました、いざ春よ春。やがて桜もつぼみをふくらませます。

 今年の合格発表でたくさんの喜びがありました。私が関わった人で最も嬉しかった人が二人います。現役の方で、教育大学に逆転合格してくれた人。この方とは、二次対策でたくさんの時間を共有できました。感謝の手紙にも熱いものを感じました。良い先生になってくれると思います。

 もう一人の方は一浪の卒業生です。北大法学部を後期で合格しました。3時間に及ぶ小論文で勝負しきってくれました。もちろん河合塾のお手柄でしょうが、去年、メンバーではないのに、小論対策の組に参加していたので、一緒に社会問題を考えました。将来は国際公務員を目指す方です。今後もアドバイスができそうで楽しみです。
 私の大学決定は、簡潔に言ってしまうと「消去法」でした。自分のこだわりがあり、駄目だと思う大学をひとつずつ選択肢から外したところ、北大しか残らなかった、という感じです。まず一番のこだわりは、興味のあったことが学べること。二番目に、学費が比較的安い国公立大学であること。そして三番目に、自宅から通える距離にあること。これら三つの条件を満たす大学が、北大でした。東京の大学を勧められたこともありましたが、やはり自分のこだわる部分は捨てられないと思い、進路は変えませんでした。  ですが入学当初から北大に決めていたわけではありません。本気で進路を考え始めたのは二年の終わりで、それまでは私立よりは国公立かな、程度にしか考えていませんでした。でも、みなさんはもっと早く決めるべきだと思います。それは行きたい大学を決めて勉強する方がやる気が出ますし、試験対策もしやすいからです。        (合格体験記より)

早いスタートのための準備は春休みに作ることです。良い2学年を一緒につくりましょう。

“ 空気を読む前に本を読もう..読解力と要約力が重要”

凱  第31号/平成23年12月 9日(金)発行   [学年だより]

卒業まであと813日/1月模試まで43日
情報を収集・選別し、事実と意見と希望的観測を混同せずに自分の考えを相手に伝える個人的な能力と、正確なコミュニケーション能力を磨きましょう。

モチベーションアップ講座を実施しました

 「モチベーションアップ講座」というと、聞き慣れない危険なセミナーのように思われるかも知れませんが、これを初めて体験したのは一昨年の卒業生が1年の時(私は副担)でした。なかなかいい催しだと思い、改良の余地もあるので、この学年では満を持して実施しました。

 すでに8月23日、実験的に実施しています。うまく方向性を見いだせるように、7月模試の英数国のどれかで偏差値65を越えた生徒に集まってもらい、今後の方向や、遠いけれど大学受験の位置づけなどを語りました。そこで手応えを感じたので、今回も実施することにしました。

 偏差値65越えということは、教科で本校の上位15%に入るわけで、もちろん力のある生徒だと考えられます。そして、いわゆる難関大学を志望する生徒も多いはずです。そう考えて、いくつかの現状を話しました。

 難関大学といえば、北大だとか、早稲田、慶応といった大学になりますが、それらの大学にはそう簡単に合格できません。だからこそ早くから周到な準備を必要とします。「+α」の学習が求められます。

 前回も書きましたが、例えば、授業は平均点に合わせて行われますが、北大に大量入学させているSK高校を見ると、高校入学の平均点は本校より高いです。その学校が、毎週土曜に数学の講習をしており、休業中の講習は7日間で、本校は5日間です。

 センター試験の試験時間は、英語と国語が80分で、それ以外の科目は60分です。我々の講習は1コマが70分です。授業は50分です。SK高校は授業を65分で展開しており、普段から集中力の維持を「本番」に合わせて経験できている。本番まで臨戦態勢になれない本校生だからこそ、難関大学志望の諸君は、「不足」を認識した生活をしてもらいたいとアピールしました。「+α」を補う生活を求めました。

 いずれは、こういう教室に入りきれなくなるくらいの優秀者が生まれることを期待しております。生徒諸君には、次回もここに登場してもらいたいし、さらに自己ベストを更新するための、日常的な積み重ねを期待しています。

 特に、冬休みをどう過ごすかが、今後の成績を左右します。病気や事故に遭遇せずに、規則正しい生活を送るよう期待しております。
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センター本番まであと2年1ヶ月 大丈夫?

 自分のペースで生活するのは大事なことですが、時間は確実に流れていくものです。今日という日を取りこぼすことがないように、しっかりと計画を立てて、無駄を省き、無理もせず、確実にやるべき事をやりこなしていってもらいたいです。

 11月模試の個人票も各自の答案も返ってきました。現実を素直に受け止めて、希望的観測を排除し、しっかりと分析し、今後の方針を立ててください。もし、分析がうまくできなかったり、手の打ち方が分からなかったら、担任の先生や該当教科の先生、あるいは私の所に相談に来ていただければ、率直な意見を提示いたします。

 闇雲に「一所懸命頑張る」ことほど怖いことはありません。それはただのニュアンスで、実際にどこへ向かおうとしているのかが分からないし、前に進みようもないのです。正しい手を打って、43日後の1月模試に向かってください。ジャンルごとの具体的な目標を立てて、必ず達成するようにしてください。

 また、2月5日(日)には、学研の難関大学希望者用「ハイレベル模試」があります。1年生1月時点ですから、樽商(小樽商科大学)以上の方が受験すべきだと思います。その模試対策は、1月9日、10日、11日の3日間実施します。時間は8時半から午後4時までとなります。受験希望者はこちらも受講しましょう。

 小さな市や町の内部にも細かなギャップがあるので、二重三重に「置き去りにされる」人々が生まれることになる。◆国も地方も財政に余裕がないどころか、火の車で、団塊の世代の公務員の退職金の支払いが滞る自治体が出るだろうと新聞社に勤める友人は言っていた。国は、バブル後の金融不安を解消するためだと、大手の金融機関に数十兆円の税金を注入したが、そういった安易な経済政策が正しかったのかどうか、地方の惨状からいずれ答えが判明するだろう。繰り返すが、国は財政が危機的状態で、すでに富の再配分機能を持っていない。つまり国には地方を救済する能力がない。それなのに、政治家は「地方と都市部の格差是正」などと相変わらず寝言のようなことを言っている。経済力がないくせに、ぼくはあなたを幸せにしますと言っているストーカー男と変わるところがない。  『大不況とパンデミック』村上龍/KKベストセラーズ(p62)

何を最優先にして生きるのか、そのことが問われている。


階上中学校の生徒会長だった梶原裕太君のような気概を求める。

凱  第30号/平成23年12月 2日(金)発行    [学年だより]

卒業まであと820日/1月模試まで50日
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし成功した者は皆すべからく努力しておる!!  漫画「はじめの一歩」 鴨川会長
師走 定期考査終了 目標を定め進むか ひと休み
 大学生の「就活解禁」が昨日のニュースのトップでした。紳士協定と言うことで、例年より2ヶ月の遅れで開始だそうです。大学3年生が対象です。現在1年生の諸君が、5年後その場で路頭に迷うことがありませぬように。せめてもの親心です。

 宿泊研修以来、目標を定めよと言い続けてきました。中身は簡単なことで、朝、家を出る子どもに「行ってらっしゃい」と言い、元気で「行ってきま~す」という我が子に、確認のため「今日はどこへ行くの?」と尋ね、子どもが「さぁ、分かんないけど、とにかく行ってきます」と言って出て行く。安心して見送ることができるでしょうか。私にはできません。どこへ行くのか、それが問題で、それが目標です。

 鎖につながれた犬がワンワン吠えて大騒ぎする。鎖を解けば全速力で走り出すけれど、彼に行き先はあったのでしょうか。行く当てもなく全速力で走り、疲れたらやがて帰ってきて水をほしがる。人はそれを発散と呼び、彼に目的はありません。

 「頑張る」とか「頑張れば何とかなる」という言葉が示す場所は不明です。だから結果に当たり外れがあり、GOAL に辿り着くことがない。単なる発散としか思えないのです。頑張らなくていいから結果を出せ、これが私の信条であり、それは資本主義社会という「世の中」の掟だからです。

 「学校へ行く」という目的地があるから、準備をして家を出て、出発が遅れればそれに応じて歩くスピードを変えて、時には必死で走り、学校に辿り着くのではないでしょうか。それは期限までに間に合わそうとする、意志。目的地も、期限もなければ、全力で息を切らせて走ってくる必要もないと思います。それだけのことです。

 2011年があと1ヶ月足らずで終わります。子どもたちはどういうGOALを設定し、どれほどその実現に向け努力を重ねたでしょうか。そしてどこまで辿り着いたのでしょうか。さらに、子どもたちを取り巻く環境がどれだけ改善されたでしょうか。子どもたちはどのように未来を切り開けば良いのでしょうか。根拠のない満足が不安です。

11月模試の結果速報をどう読み解くのか

 ここからは、私と一緒に危機感を共有してながら読んでいただきたいと思います。表面的に「SS50に戻って良かった」とか「○○(教科)の底が固い」とか、相手が数字だからいくらでも解釈はできるし、安心理論は構築できます。しかし原則、大学入試は総合力勝負、単一教科、単一科目、単一分野で優れていても、総合点で勝負します。1年次には、国公立を狙うなら、英数国。揃えねばなりません。

◆年度ごとの推移(1学年11月模試)
   本校1学年生徒数 & 全国受験者数
平成18年度 (400人)   43万2338人
平成19年度 (400人)   44万0926人
平成20年度 (360人)   45万3737人
平成21年度 (360人)   43万3450人
平成22年度 (360人)   46万9294人
平成23年度 (320人)   46万8138人

 不安要素の第一は、5年という時間の中、本校では生徒数が2クラス分減少したにもかかわらず、全国での受験者数が3万人増加したという事実から読み取れること。それこそが私の危惧することで、「母集団」の弱体化です。

 5年間で優秀な進学校が急激に増加したとは思えません。本来なら人口減少とともに、受験者数も減少するはずですが、逆に増やしたと言うことは企業努力であり、それを責めることはできません。ただ、上位校の増加が見られない限り、本校より下位層の学校(受験者)が新規参入してきたとしか思えません。

 「偏差値にインフレが起きている」と考えるのは一部の心配性人間だけでしょうか。私が本校に赴任し、1年生を2年連続で面倒見ました。模試自体のレベルも下がりましたが、出てくる数字がインフレを起こし、2ポイントは多く出ています。

 もう一つの不安は全国平均の低さです。これもインフレ要因かと考えます。ほぼ、センター受験者数に近づけた模試として悪くはなく、しかしここに浪人生が参入してきます。前述の2ポイントに加え浪人生の参入で約3ポイント落とすので、現在、偏差値が60ポイントあったとしても55ポイントまで落ちるわけです。「頑張れば樽商、北大」と言う数字が、結局は教育大レベルまで下げ、分校によっては危険水域となります。

◆11月模試の平均点◆
本校の平均点 偏差値
英語 33.8点   50.3
数学 37.4点   53.7
国語 41.2点   54.0

 2年連続で第3学年の仕上げを経験し、最終最後の失速感に大きな違和感を覚えました。関係した卒業生も、一浪すれば北大、慶応、早稲田と難関大学に合格する本校生。それらを併せ考え、危機意識を持ってしまいます。

 15年ほど前、SK高校は北大に170人規模で生徒を送り込んでいました。そのSK高校が現在、毎週土曜日に数学講習をし、夏休みの講習も7日間、本校は5日間。しかも授業は平均点に合わせます。上位層の危機意識が乏しいと、不安を感じています。
“可能性とは、思いの強さ。最終的に人を動かすもの、それはゆるぎない思い。”

凱  第29号/平成23年11月25日(金)発行   [学年だより]

卒業まであと827日/定期考査まで4日
やるべきことが決まったならば、執念を持って、とことんまで押しつめよ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如である。  土橋敏夫

英語力は世界で必須          2011/11/25 朝日新聞 朝刊
就活するキミへ ファーストリテイリング会長兼社長 柳井 正さん

 最近の採用のキーワードに「グローバル人材」がある。だが、どういう人を指すのかハッキリしない。「ユニクロ」を世界ブランドに育て上げ、来年から英語を社内公用語にすると打ち出したファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(62)に聞いた。

 ―「グローバル人材」とは、どんな人ですか。
 「私の定義は簡単です。日本でやっている仕事が、世界中、どこでもできる人。少子化で日本は市場としての魅力が薄れ、企業は世界で競争しないと成長できなくなった。必要なのは、その国の文化や思考を理解して、相手と本音で話せる力です。」

 ―英語を社内公用語にするのもそのため?
 「これからのビジネスで英語を話せないのは、車を運転するのに免許がないのと一緒。欧米はもちろん、アジアでもビジネス言語は英語です。小売業という最も国内市場に根差した会社の経営者でも考えることだから、製造業なら当然だし、ほかのサービスにもあてはまる流れだ。」

 ―社内公用語にまでする必要がありましたか。
 「そうでもしないと社員は勉強しない。日本人社員だけなら日本語で話しても良いが、3~5年で本部社員の半数は外国人になる。英語なしでは会議もできなくなる。ただ、英語はあくまでもビジネスの道具で、我々の思考や文化の基準言語は日本語のままです。思考まで海外企業と同化しようというわけではない。」

 ―英語だけは苦手という優秀な学生は採用しますか。
 「いらない」

 ―はっきり言いますね。
 「そんなに甘くないよ。10年後の日本の立場を考えると国内でしか通用しない人材は生き残れない。中国人留学生には、半年で日本語の日常会話を習得する人がいる。日本の学生もアジアの学生と競争しているのだと思わないと」

 ―そんなにバリバリ働かなくても、日本ならほどほど豊かな人生も送れませんか。
 「国民自体が貧乏になっていったら、ほどほどなんて生活も維持できない。清貧思想みたいな考えは危険です。」

語学力以上にタフさも必要
《解説》 人口減少社会を迎え、国内でモノが売れないと焦る日本企業は、販売の力点を海外に移す必要に迫られている。商売が世界に広がり、各社がにわかに求め始めたのが「グローバル人材」だ。

 目立つのが英語の重視。大手ではファーストリテイリングや楽天が社内の公用語化に動いた。商社や電機メーカー、大手銀行などには、英語テストTOEICの得点を人事基準に加えたり、受験を奨励したりする流れが広まっている。

 就職情報会社の調査では、外国人留学生の採用に意欲を示す企業の割合も増えている。柳井氏が指摘する「アジアの学生との競争」は確かに始まっている。

 しかし、英語が苦手な学生が、自分はグローバル人材になれないと思い込むのは早い。人材コンサルタントで「就活の神さま」などの著書がある常見陽平さんは、「例えば新興国で取引先を開拓するには、語学力以上にタフさが求められる。二十数年日本で生きてきた人にも、世界で活躍できる強みはある」と話す。
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生活保護、過去最多205万人 7月、戦後混乱期超す 産経新聞 11月10日(木)
 全国の生活保護受給者が今年7月時点で205万495人となり、戦後の混乱の余波で過去最多だった昭和26年度(月平均)の204万6646人を超え、過去最多を更新したことが9日、厚生労働省の集計で分かった。都道府県別で最も多かったのは大阪府の29万4902人。東京都の27万2757人が続いた。

 雇用の非正規化に伴う失業や高齢化などが背景にあり、今後、東日本大震災の影響で失業した人が生活保護を受給するケースが増えるとみられ、当面は増加傾向が続く可能性が高い。

 生活保護受給者は、昭和26年度をピークに経済成長とともに減少。平成7年度(月平均)は88万2229人で底を打った。その後、バブル崩壊などで増加に転じ、平成20年秋のリーマン・ショックにより失業者が受給したことで急増。今年3月には59年ぶりに200万人を突破していた。

 厚労省によると、7月は前月比で8903人増。世帯数は同比6730世帯増の148万6341世帯で、過去最多を更新し続けている。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を理由に、新たに生活保護を受け始めた世帯は、3~9月までで計939世帯にのぼった。
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 定期考査直前に以上の記事を読んで思うことは、目の前の子どもたちが何とか人生を強く生き抜く、自分なりの方法を発見して邁進してもらいたいということです。
  “今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない”  ロベルト・バッジョ


凱  第28号/平成23年11月18日(金)発行   [学年だより]

卒業まであと834日/定期考査まで11日
  人間にとって最大の危険は高い目標を設定して達成できないことではなく、低い目標を設定して達成し、満足してしまうことである。         ミケランジェロ
 先日、本気で医学部を狙うと言い出す生徒がいて、それは自分が医療関係で社会の役に立つ人間になりたいという熱望で、看護師よりももっと最前線で仕事をしたいという熱意だと思われます。

 しかし、本校から現役で入るのは「普通の勉強」では到底間に合わないという話をしましたが、それでもどんなキツイ課題や要求でも自分は耐えてやり抜くというのでした。偏差値で言えば英数国とも大いに不足していて、特に英数に関してはそれぞれ偏差値で10ポイント足りません。国語だけで行ける医学部はないと伝えたのですが。

 国語だけで行ける医学部なんてありません。どうしてこうも、偏差値に対する感覚が我々とずれているのか分からないまま、本人の進路実現のために『医学部への道』というページを調べていて、何となく「ズレ」と思っていたものの正体が分かった気がしました。

 このズレを修正し、自分がいかに大きな高みを目指しているのかを知ってもらわなければ、本物の覚悟ができません。医学部だけではなく、「北大」ということも、高みを目指すことであると知って、そこから本気で覚悟を決めてもらいたいと思います。

高校受験の偏差値で大学受験を考えると確実に痛い目にあいます
 偏差値70を超えて当然。それが高校受験です。
 なぜなら高校受験は、母集団のレベルが極めて低く、そのため偏差値がインフレ状態になるからです。

 高校受験では同世代の下位層のほとんども受験し、中学受験組が参加しないため、大学受験や中学受験に比べて、偏差値が異常に高く出るのです。

 大学受験と高校受験の偏差値を比較する場合は、高校受験の偏差値-10(文系)、-15(理系)が大学受験の偏差値だと言われています。

 文系と理系で違うのは、理系の方が母集団のレベルが高いからです。いわゆるFランク大学のほとんどは文系で、理系は難関の医学部も含まれます。

 よって、
 高校偏差値60 →大学偏差値(文系)50 大学偏差値(理系)45
 高校偏差値70 →大学偏差値(文系)60 大学偏差値(理系)55

といった具合になるわけです。自分の高校の進学実績の平均を見ると、だいたいこのようになっているはずです。 (進学実績を見る時は、3ヵ年の合計なら3で割り、浪人を含むのであればその分を割り引き、どれほど推薦合格者が含まれるのか先生に確認しておくといいでしょう)

 そして、国立医学部で一番簡単とされる、島根大学医学部ですら理系で偏差値65あります。
 センター試験で言えば、86%ですね。どんな国立大学医学部であっても、京大工学部と同等以上の難易度を誇るのです。

 つまり、「どこでもいいから国立大学医学部に入りたい!」という場合でも、偏差値80の高校で、平均レベルの学力が必要になります。

 そして、偏差値80の学校は存在しません。あの筑駒ですら77です。結局、どんな超一流校にいたとしても、平均レベルでは国立医学部には進学できません。

 「大事なのは本人で、高校は関係ない」という人がたまにいます。しかし、本当にそうでしょうか。
 たしかに本人の努力次第で、進学校の生徒に勝てる可能性はあります。しかし、その可能性はかなり低いものと言わざるをえません。

 多少の誤差はあるにせよ、東大京大や医学部に合格者がゼロだった高校から、いきなり5名合格なんてありえません。

 進学校生徒と同じ勉強量では、彼らにいつまで経っても追いつけません。逆にどんどん差をつけられていくのが、ほとんどのはずです。

 医学部への道はこれほどまでに険しいのです。5浪以上するひともいます。人生を棒に振る恐れもあります。安易な気持ちではなく、それなりの覚悟で挑戦してください。
  “誰よりも練習すること。それが必ず自信になる。”   中村俊輔

凱  第27号/平成23年11月11日(金)発行   [学年だより]

卒業まであと841日/定期考査まで18日
模試が終わり 変化の兆し

 11月5日(土)に第2回進研模試を終えました。その自己採点を見、何クラスかで集計したところ、或るクラスでは国語の平均点が下がり、数学の平均点は変わらず、数学の勢いが感じられました。ただ、英語はかなり平均点を下げてしまいました。

 高校入試の国語採点で、私は5年連続で記述問題を担当しています。学校裁量問題になって以降、今年の入学生の正答率が低く、また、空欄(無解答)が増加したことも、特徴として知っておりました。時間をかけて「国語力」、言い換えるなら「日本語力」を高めていかなければならないと覚悟をしておりました。

 そういう意味で、毎朝の「朝読書」は生命線で、何とか(他学年のような)小テストを入れないで、読む集中力を高め継続していきたいと考えております。あるいは、要約添削を入れ、要約自己採点の問題集も購入し、基本的な日本語力「言葉を使ってつかみ取る」練習を、日々重ねております。

 そういう「手」を打っても、一朝一夕に変化が生じるはずはなく、早くても半年から1年以上はかかることだし、下手をすれば5年の歳月を要するかも知れません。それでも必ず向上改善されていくものだと信じて、粘り強く檄を飛ばしています。

 日本語に不安を感じるくらいですから、数学の先生が言う「何度言っても通じない」という嘆きも、あながち嘘ではないと思われます。あらゆる教科に悪影響を及ぼしている国語(日本語)力の弱さが現状です。できることならご家庭でも、新聞を読む、読んだ内容を、かいつまんで語らせる、報告させるというような特訓を、日常の、生活習慣としていただけるなら幸いです。

 今回の模試の国語は、特に現代文は簡単でした。よって満点近い者が出てくるかと思いきや、現代文は以前にも増して得点ができていないのでした。前回は、上手に古典で稼がせて、現代文での不足を補うことができましたが、授業で扱ったプリントや講習での教材が「的中」を連発しているにも関わらず、できていない生徒が多かったのです。なぜそうなるのか、指導者にも緊張が不足していたのでしょう。

 夢に見た「大学に入ってから伸びる授業」は休止して、来年の6月模試で勝てるように授業を変えました。テンポを上げ緊張感を振りまきながら、基本的な解法テクニックを伝えていくことにしました。予備校のまね事になってしまい、味気ないですが。

 全国平均が分かるまで、今回の模試結果が良かったのかどうかは判断できませんが、それでも前回や過去の模試と比較して、今回の模試が平均点を大きく下げることはないと読んでいます。だから、英語の得点率の低さが気になりました。

 今までにも申し上げているとおり、英語は生活習慣にさせたいのです。毎日、CDを聞き、シャドーイングを続ける。たったそれだけのことで、3ヶ月続ければ激変が生じるのですが、何とかならないものでしょうか。

 特に、「耳を作る」には時間がとてもかかるのです。3年生になってからでは絶対に遅く、時間がある今のうちにやり続ける習慣を身につけてもらいたい。それだけでも、大きな違いなのです。すべては規則正しい生活、すべては生活の改善です。
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◇ 質問に答えて / 半歩でも、一歩でも先を見すえる
 「難関大学合格が息子の人生のすべてか?」という問いに対する私の答えは、「ちがいます」です。

 「絶対安全な危険」しか通過していない子どもたちのひ弱さに悲しくなります。「世界」が熾烈な戦いを挑んでいるにも関わらず、我が日本は「国体」もなさず、未来への展望もなく、国家百年の計である教育はズタズタに破壊されています。

 すでに、日本語の通じない日本になりつつあります。

 力がある人たちにはその能力を生かす義務があると思います。息子さんには、覚悟を決めて貰って、挑戦をしてもらいたいのです。力がある者たちの義務なのです。彼らが、この国を救う、あるいは北海道を救うべきではないでしょうか。

 ひと様の人生のことは分かりません。しかし、能力のある方々には、その力を発揮する義務があると思っています。私が3年間面倒を見て世に送り出す、最後の子どもたちです。気負いすぎと言われても、この国を救う人物を育てたいと思っています。

 小手先の話ではありません。自分サイズの、少し高めの目標を掲げて、リスク・テイクしながら挑戦していくという「生き方」が、やがては人生の困難に立ち向かわせるのだと信じています。ゆえに、難関大学合格は目標ではなく、通過点でしかありません。

 彼は、「人物」に出会うために、進学すべきだと思っています。そう思って、私が魂を込めてバックアップしようと思っています。彼には、鋭い感性と才能があります。伸ばしてやってください。きっと私たちの誇りとなる人物です。
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 カレンダーもあと1枚。定期考査が近づいて参りました。

 もう準備を始めている方もいます。準備は時間があるうちにするものです。終わった模試を見てへこんでいても始まりません。解き直しをして、どこまで得点率を上げることができるか。計算ミスを含めてケアレスミスは多かったのか。あるいは、全く手が出なかったのか。そういう「振り返り」は終了したと思います。

 スピードに問題があるのか、集中力に問題があるのか、基礎的な学力の問題か、学習量・練習量の問題か。それらを明確にし、定期考査で試行錯誤してもらいたいです。
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