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すっきりポンや   [日常]




規則正しい生活の禁を破り、予定通りの遅い目覚め。実に久しぶりのことである。
真夜中のTV観戦、応援、終わって余韻に浸り、床についたのは午前2時を回っていた。

サッカーU23 韓国を破りアジア制覇
後半、0-2 になった時、これはもうダメかと思ったら選手交代した直後、あっという間の同点。
3-2、勝利。世界に出たことのない世代が、アジアチャンピオンとして初めて、五輪に臨む。
さらにランクアップし、オーバー・エイジ枠(3人)を使って、五輪の決勝まで進んで貰いたい。
ブラジルはジカ熱が大流行中だから、気を付けて行って貰いたいですね。・・・女子も。



友人と新年会的ワイン会ふたり

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狭心症とか心筋症に良い赤ワインを1本、彼が持って来てくれた。
私が用意したのは不思議な味のスペイン産の赤を1本、これは二人で、不思議を堪能した。
もちろんリーズナブルなチリを1本と、芳醇なボルドーも1本用意しておいた。



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彼は、私に合うであろう白ワインも1本持って来てくれた。
本当にわたし好みの味だったので、彼の選択眼は素晴らしいと思った。
これはお取り寄せのリストに入った。
空瓶を全部写すとヒンシュクを買いそうなので、今日は写さないことにした。
7時間呑んだら、ね、空瓶も増えるわね。





断捨離は着々と進んでいるのか

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2003‎年‎8‎月‎19‎日/ケンブリッジから北大に留学中のエミリー/露・韓の友人も来て

手前のガラステーブルとソファーはこの家を買った時、建設会社に貰ったもの、上等だった。
断捨離のススメで、このテーブルとソファーを回収して貰った。・・・売れた。


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すっきりポンや。
こうやって大きなモノも断捨離の法則に組み込み、少しずつダウン・サイズして行く。
やがて、すでに、ふたりで住むには広すぎるという感覚が生まれ、撤収することになろう。
いきなりあの世へ撤収の手もあるが、もう少し、オモロイこの世界を楽しみたい。



ファイト!




松の老化     [趣味]




素敵な音楽を聴いて幸せを感じることもあるし、ルーブルやオルセー美術館で舞い上がってしまう自分を感じたこともある。しかし、一歩も家を出ることなく、まったりと自分の襞にぴったりと合ってしまう満足を感じることも、幸せなのだと思う。良い本を読ませてもらっている。


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札幌市の図書館では138番目の待機である本が、学校の図書館に入った。ろくな本もなく、コレ高校の図書館じゃないよと、東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇跡』以下、10冊ばかりの本を推薦しておいたのだが、その中の1冊を最優先で借りてきて読んでいる。

◆『職業としての小説家』村上春樹 (第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み)より
p171  最近の研究によれば、脳内にある海馬のニューロンが生まれる数は、有酸素運動をおこなうことによって飛躍的に増加するということです。有酸素運動というのは水泳とかジョギングとかいった、長時間にわたる適度な運動のことです。ところがそうして新たに生まれたニューロンも、そのままにしておくと、28時間後には何の役に立つこともなく消滅してしまいます。実にもったいない話ですね。でもその生まれたばかりのニューロンに知的刺激を与えると、それは活性化し、脳内のネットワークに結びつけられ、信号伝達コミュニティーの有機的な一部となります。つまり脳内ネットワークがより広く、より密なものになるわけです。そのようにして学習と記憶の能力が高められます。そしてその結果、思考を臨機応変に変えたり、普通ではない創造力を発揮したりすることができやすくなるのです。より複雑な、思考をし、大胆な発想をすることが可能になります。つまり肉体運動と知的作業との日常的なコンビネーションは、作家のおこなっているような種類のクリエイティブな労働には、理想的な影響を及ぼすわけです。




私にもニューロンが生まれたか

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‎2002‎年‎3‎月‎30‎日/あのプールで三女


私もニューロン発生体験をしたく、ボケ防止を始めねばと、ひとりで行くのもイヤで妻を誘った。むかし、娘たちが通ったスクールのあるプールだから、知ってる人がいたらイヤだなと、自意識過剰である、おっさん。運動不足を感じているのも事実で、まず始めようと、カノジョを誘ってお出かけだ。


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2003‎年‎8‎月‎1‎日/そのプールで三女


1㎞くらい泳げたら良いねと、簡単なことを言い合い、余裕で泳げるだろうと、涼しい顔をするのもつかの間、致命的な運動不足に思い上がり、200mで死にそうになってしまった。年寄りの冷や水、温水プール、何とか1.2㎞を泳いだけれど、2時間券の時間を大幅に残しはしたけれど、あと1㎝も泳げない。娘たちのアップの半分にも満たないのだが、ニューロンが大量に生まれたことにして、退場。


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2003‎年‎8‎月‎1‎日/例のプールで三女


ニューロンが大量発生したと仮定して、その生まれたばかりのニューロンに知的刺激を与えるために、手っ取り早く妻と、フィルコリンズの娘が主演の恋愛映画を見た。これで「それは活性化し、脳内のネットワークに結びつけられ、信号伝達コミュニティーの有機的な一部と」なったのではないかと、オレも一歩、村上春樹に近づいた気分である。


今日は友人が来て、恒例のワイン会である。もし知的会話が出来たら、成功なり。うふふ。



それにつけても泳げなくなった。走れなくなったのは熟知しているが、浮力を使っても泳ぎがキツく、やがては水中歩行レベルまで運動は低下してしまうのだろうか。気力体力の限界と、2ヶ月ほど前に次女は競泳生活を引退したけれど、そんなカッコイイものではなく、ただただ老化を待つのは、イヤだなと思いかけている。


ファイト!







人生に滑り止めはない   [新聞から]




ぼんやりテレビを見ていて、圧倒的な違和感を感じた。
サイテーな野郎が連行されるふてぶてしい画像に、ものすごく立派な言葉。
中身のない世界、出どこは『北斗の拳』かなぁ。


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「やることはやった、人生に悔いはない。」
2016.1.28 09:49(産経新聞)「3歳児にガンつけられた」虐待の暴力団員  東京都大田区の新井礼人ちゃん(3)が全身にあざのある状態で死亡した事件で、傷害の疑いで逮捕された指定暴力団住吉会系組員、永富直也容疑者(20)が、事件前にも、しつけと称して礼人ちゃんに暴行を加えていた疑いがあることが28日、警視庁大森署への取材で分かった。◆礼人ちゃんは死亡時、全身にあざがあり、硬膜下血腫や両眼底出血などのけがを負っていた。同署は永富容疑者が執拗に激しい暴力を振るったとみて、傷害致死容疑も視野に調べる。◆永富容疑者は25日午後、礼人ちゃんを何度も殴る蹴るなどした疑いで逮捕された。「夕食中に自分にガンをつけてきたので頭にきた。人生に悔いはない」と容疑を認めている。◆永富容疑者は礼人ちゃんの母親(22)と交際しており、1月上旬から同居。母親は聴取に「25日以前にも永富容疑者が平手打ちしたことがあった」と話しており、永富容疑者は調べに「平手打ちはしつけとしてやった」と供述しているという。

少子化対策よりも、こういうバカな奴を野放しにしない国作りが重要だと思う。
親の責任でしかなく、親はやるべきことをやらなかった、そして再生産。
親も放任と逆上、学校では諭す教師もおらず、先延ばしにしていたのだろう。
だから、あとから大きなツケを払わされることになる。



人生にも滑り止めが必要なんだよ

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セーフティー・ネットって言うのかな、「社会」が、人々の暮らしを守り、負の再生産がなされないような社会保障と自立支援、そういう「空間」が必要だが、ない。だから、学校にさえ行っていれば安心という先送りを、親もしているのだ。親になったら、責任持って子育てしようぜ、と思う。


誰かが撒かなきゃ滑りが止まらぬ

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滑り止めの砂が設置されていても、それだけではダメで、誰か設置された砂袋を開けて、その砂を道にバラ撒かなくてはいけない。手も汚れるだろうに、ありがとう、ご苦労様、助かりました。そういう互助が、素敵なんだけど。どうも日本の良さと思えていたものが、減ってきている事件が多い。





     明るく仲よく元気よく 磨けよ心 鍛えよ身体 今日もみんなで頑張ろう
     セントラルスポーツ株式会社
     0才から一生涯の 健康づくりに貢献する
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たしか、成田山新勝寺だったと思う。寄進された方々の名前が彫られて、「永代御膳料」とある。そんな中に、企業広告としか思えないものがあった。セントラルスポーツ。


なんだかなー。理念は分かるが、子育てが破綻しているんだよなぁ、世の中。
先延ばしと負の再生産。
急がば回れ、結局は時間を掛けた方が、効率が良いのだけどね。
手の届かない所で変になっていく。気が重いので、今日は泳ぎに行く。


ファイト!




若者たち   [新聞から]




年収200万円を切ると「ワーキング・プア」と呼ぶらしいが、実際、この国の「大人たち」は何を考えてるんだと思うことがある。私自身、学生時代に日本育英会の奨学金を毎月4万8千円もらっていたが、教職に就いたので返却しなくて良かった。バイトしなくては、やってられない状況ではあったが、奨学金は大いに助かった。

私のような者にまでバラまいたからか、奨学金が枯渇し、破綻しそうな状況であり、奨学金の返済取り立てが、ものすごく厳しくなっている。先日のニュースでは、大卒後に就職しても、派遣社員には奨学金返済が負担で、風俗のアルバイトをして返済する人が居た。

若くして負債を与えられ、希望の持てない国を作り、満たされている老人に更に現金をバラまき、秘書が事務所で現金50万円を受け取る。若い人たちが将来、受け取る年金が激減すると分かっていながら、金は払えと、おかしなことをしている。

グローバリズムの影響だとも言われる。非専門、非熟練職は、中国や台湾やベトナムなどの労働者と競争関係にあると言うことだ。  (『おしゃれと無縁に生きる』村上龍 p123)





クール宅急便が届く

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次女が、札幌にいる間に申し込んだ懸賞で、当たったようだ。
ここにアップして、次女には見てもらって完了とし、私の胃袋へと勧誘する。
次女には更に、札幌住所で食べ物を応募してもらいたいものだ。





「日本新三大夜景」 第3位に札幌市(藻岩山)が選ばれた

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次女に教えられた「新日本三大夜景」に札幌が選ばれていて、嬉しく思った。
見た感じ藻岩山の夜景は、ベタ~っとした感じで函館の方が美しいけれど、選出を喜ぶ。

    第1位 長崎市(稲佐山)
    第2位 札幌市(藻岩山)
    第3位 神戸市(摩耶山掬星台)





クーデター起こす力もなく じっと手を見る




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OSIRUKO   [味]



眠い、やばい、寝不足だ。

サッカー、やっとのことで勝てて良かった。世界に出たことのない世代が、勝ったことのない相手に、勝てた。延長に入るのを覚悟していたら、90分で決めてくれたのも助かった。と言っても真夜中終了はキツイけど。こうなれば決勝も勝って、アジアチャンピオンとして、五輪に向かって貰いたい。祝福。めでたし。




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やたら甘い物に枯渇して、お汁粉が無性に食べたくなることがある。
そんな一瞬のために、井村屋のあずきバーと雪見だいふくのキープが重要となる。



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あずきバー1本だから量は少ないけれど、電子レンジで、チン、1分。
そこに雪見だいふくを入れて、完成。
ちょっと甘ったるく感じるのは一瞬で、おいしーんだから。
お汁粉の乾きから解放されるオッサンなのでした。



ファイト




『ラストワルツ』   [村上龍]




かつて村上龍の本は書店で購入していた。生徒への懸賞に使う時はブック・オフで購入していたが、定価で購入すると言うことは、村上龍を応援し、彼の生活を支えているという、ファンとしての姿勢であった。しかし、退職して、年金がまだ手に届かないこの時期、断捨離の成果もあるが、本は図書館頼みである。




『ラストワルツ』 村上龍/KKベストセラーズ(2015年5月5日 初版第一冊発行)
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p174
 キューバの音楽家たちは、貧しいが非常に優秀だ。なぜかというと、まったくシンプルな理由なので白けるかも知れないが、ものすごく音楽に対して熱心で、信じられないくらい勉強し、練習するからだ。ハバナの国立芸術学校を訪ねると、寮で大勢の学生がえんえんと楽器の練習をしているのを見ることができる。彼らは競争が激しいので、トップバンドから誘われるために、一日8時間くらい練習すると言っていた。一日に8時間も楽器の練習をするのは簡単ではない。そんなトレーニングを続けたミュージシャンだけが、トップバンドに誘われる。才能とはそういうものだ。一日8時間の練習を何年も続けることができる、それが才能で、それ以外、才能というものは存在しない。


p201
 治安が維持できなくなるほどの社会不安が起こるのは、政治の機能不全が前提となるが、そのためには経済が破綻していなければならない。経済成長が続き、国民の生活が安定し、将来に希望が見えるときは、どんなバカが政治をやっても国が乱れることはない。


p203
 最優先されるべきは教育だろう。日本の教育は、ごく一部の恵まれた層を除いては、旧態依然としたシステムのまま、放っておかれている。経済力による格差も広がり、それが固定化されつつある。貧乏な家庭に生まれた子どもでも経済的に成功する要因・システムが築かれていないし、政治的には模索されてもいない。そんなことをしても選挙に勝てないからだ。






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サイゼリヤが市川で生まれ育った店だと言うことは、かつてカンブリア宮殿で見て知っていた。札幌にも10店舗以上あり、生徒を連れて安上がりに終わらせるのにも使うし、喫茶店代わりにして作戦会議用に使うこともある。客層は上等ではないが、株主優待のオリーブオイルは上等だし、市川発祥だし親近感を持っている。


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コルトンプラザから本八幡方向へ、次女と妻の3人でぶらぶら歩いていたら、伝説の1号店があったのだ。既に国内では1000店舗以上展開し、中国を中心にアジアにも店舗網を展開している。中国での出店100店舗を超えた現在、苦戦を強いられているようだが、応援したいと思うのだ。

CoCo壱番屋の冷凍カツを廃棄せずに転売協力した「みのりフーズ」の代表が、善人ぶっている姿を見るにつけ、安さを売りにする店をまず疑うようになってしまった。「社会貢献企業としての」と自称するサイゼリヤには、みのりフーズの父っつあんに騙されないように注意して貰いたい。



ファイト!




晴れた日に先が見える   [日常]




予定通り昨日は快晴で、心地よかった。


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試験会場までの地図を見ながら、札幌駅から歩いた。一次で妻が落ちたことを考えると、妻は私より劣っているのかも知れない、そう思った。


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しかし会場を見て分かることは、男も女も老いも若きも、暇そうであり、ぷっくりした体型か、少なくとも少し腹回りがある、ということだった。


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何の「試験」かと言うと、守秘義務が掛かっており会社名は言えないが、17週間かけた人体実験と言うか、治験モニターになるための審査なのだった。


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バイタルチェック、身長、体重、問診、Dual scanと、こなして行き、合否は3月上旬とのこと。言い出しっぺの妻を置き去りにして悪いが、こうなりゃ受かりたい。


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試験名「ポリフェノール含有茶の継続摂取による体脂肪低減効果に関するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験」。何となく秘密儀式めいて楽しそうなのだった。




大相撲 千秋楽最後の一番、横綱の取り組みには懸賞が、数えただけで60本懸かっていた。景気が良いのだな大企業は、と思った。やっと久々に、日本人力士が優勝した。天晴れである。お相撲さんを治験者に、体脂肪低減効果の試験をやることはないのかな、と思った。体型が立派すぎると良くないのかしら。


ファイト!





人生にも冬の快晴   [卒業生]




録画した「ウェークアップ!ぷらす」を見ていると、気象予報士の蓬莱さんが出てきて、厳しい寒波が襲来すると言う。北海道としては普通の話でも、聞いていると緊迫感に襲われる。四国、九州地方に対して言ってるのだろうが、何かをせずには居られなくなる。全く無用だと思える時期に、雪を踏み固めた。庭に、雪捨て場を確保した。


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日中、雪を「踏む踏む」していたら、ワイルドな車がやってきた。あいつだ、とすぐに分かった。20年以上前の卒業生で、函館のサッカー部時代の頑張り屋さんだった。サムライ男だったから、息子たちに空手をさせているのは理解できる。練習に行く前のようで、胴着を着た息子たちが挨拶に降りてきた。目つきの良い子どもを育ててくれている。

20数年前の私は、自分の野獣のような心を上手くコントロールできていなかったと思う。熱く煮えたぎる物を、うまく解説する言葉が、まだ持てていなかった。今なら解説してやれるのだが、せめて5年前に出会っていれば、彼らをもっと素敵に導いてやれたのにと、悔いるオッサンである。

道教委から必要とされていない寂しさよりも、こうやって、しっかりと息子を育ててくれているオヤジが居て、嬉しいと思い、しかも、これこそが未来に期待できる、自分がしてきたことなのかなと、少しは優しい気持ちになれた。息子1号は、小4だったから、東京オリンピックには間に合わないな、と言うと寂しそうな顔をした。コイツ狙ってるなと思わせる顔である。そう言えば、年賀状には、今年は全国大会に初挑戦であるようなことが書かれていた。



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函館の刺身醤油と、薩摩の芋焼酎を持って来てくれた。晩飯は妻に任せっきりだが、妻のための雪見だいふくと、刺身を買いに行った。どうしてと、妻は言うけれど、私には仁義なので、貰ったのだから備蓄するのではなく、即日開封、飲み、味わう。不思議なことにこの刺身醤油、鹿児島ほどではないが少し甘く感じるのだった。

彼の奥さんが車から出てきて、美しい、どこかで見た顔で、彼に知ってるでしょと言われ、すぐに分かった。自分の学年の、しかも、サッカー部のマネージャーだった。なぜか歴代、美人しかマネージャーにしていない部だった。私は、選手にしか興味がないから、マネージャーは選手たちが声をかけるのだった。となると、あのサッカー部は、美人指向のマゾ集団だったんだな。

上がって行けよ、飲みにおいでと、掛け値なしに言ったけれど、敷居が高いと言われてしまった。何となく、それも分かる気がする。そういう時期なのかも知れず、今は、腹をくくり、前を向いて、前だけを見て、運命を切り拓くとしよう。晴れるだろう、今日も。



ファイト!




『おしゃれと無縁に生きる』   [村上龍]




成績の良い少年が、冬休み中の講習に出ていた時、読書傾向を尋ねた。彼は図書委員をしていて、自分の好みであるファンタジーと呼ばれる物を読み、学校図書にもたくさん買わせていた。現実逃避も良いがという意味で、それも良いがと言い、しかし、人生の影になる部分を掘り下げる読書も必要だよと、伝えたのだった。


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しかし私も、8冊ばかり、後期の予算で買って貰っていた。学校が買ってくれた分、その10倍以上の本を学校の図書館に寄付をする。それでチャラにしてもらおう。そして、やっぱり、選挙権を在学中に手に入れる少年たちには、現実を「考える」という、生々しいことをやり続けて貰いたいと思うのだ。





『おしゃれと無縁に生きる』 村上龍/幻冬舎(2015年8月5日 第一冊発行)
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p42
 わたしたちは、「ほめられたい」「けなされたくない」という本質的な欲求を持っている。それは社会的な動物である人間の特徴であり、野生動物はそんな欲求はない。
 「ほめられたい、社会的に評価されたい、尊敬されたい」というのは有名な「マズローの欲求五段階説」の四番目に位置するものであり、その裏返しとして、「評価を落としたくない」「軽蔑されたくない」「けなされたくない」という、裏の欲求とでも呼ぶべきものもある。粉飾決算をする人・組織は、その裏の欲求に突き動かされて、つい手を染めてしまうのだと、わたしは個人的にそう考えている。


p46
 「収入や賞賛や尊敬や名声などを得るためにやるのではない。自己の向上のため、社員の幸福のため、そして社会貢献のために必死に仕事をするのだ」みたいなことが、よく言われる。しかし、その崇高で理想的な考え方の背後には、当然「ほめられたい」という欲求がちゃんと潜んでいる。そして、その欲求は、決して間違っているわけでも、悪意のあるものでもないのである。







翳りゆく街並み

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年の初めに柴又の帝釈天から歩き、私鉄の線路を越えて、コンビニを探した。そのおり、年季の入った、ほっかほか弁当の店があった。しみじみと眺めてしまった。まだそのころは脳天気に、4月以降の、私の働く場所がないなど思いもせず、上から目線で古びた建物を眺めていた。

教師の再任用なんて、落ちていた石ころの再利用みたいな物で、おそらくどうでもいいのだろうと思った。村上龍ではないけれど、ほめられたい以前の「認められたい」という欲求が強くある。しかし、「一億総活躍社会」から、自分は除外されているんだろうなという、疎外感だけが、いまはある。

一昨日、校長から伝えられたことは、今より遠い学校で、もっと治安の低下した学校ならあると言う。石ころ扱いをされても、オレにだって誇りはある。自主的な退職を申し出させる、むかしは他人事だった「壁際族」に自分はなっているのだと、思い知る。オレの生きる世界こそ、ファンタジーだぜ。



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『命売ります』   [読書 本]




三島由紀夫の作品を読むのは、大阪の高校時代以来、彼が市ヶ谷で自決して以降か。必要があってエッセイくらいは読んだかも知れないが、本腰を入れて作品は読んでいない。理由は簡単で、形容詞が多くて、どうもついていけなくなったからだと思う。


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三島を読んでみようと思った理由は、辛坊治郎のメルマガによる。
 タイトルは「命売ります」。どうやらこの本、三島が死ぬ数年前に週刊プレイボーイに連載していた作品らしく、20年近く前に文庫で出版されてから、なんと20万部を超えるベストセラーになっているようなんです。読んでびっくり、三島の作品だと知らなければ絶対に、星新一か筒井康隆の長編小説だと思いますよ。とにかく驚くほど通俗的で、しかもエンターテインメント路線まっしぐらなんです。週刊プレイボーイにこの作品が掲載されて数年後に三島の身に起きることを考えると、いろいろ深い想像力を働かせながら行間を読むことも出来るんでしょうけど、たぶんこの本を読んだほとんどの人の感想は「へー、三島ってこんな妙な小説も書いていたんだ」ってところでしょうね。    辛坊治郎メールマガジン第247号(11月27日発行)




『命売ります』三島由紀夫/筑摩書房(1998年2月24日 第一刷発行)
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p134
「(前略)羽仁男君が命を鴻毛の軽きに比することのできる人間だということもわかったし・・・」「コーモーって何ですか」
と薫が小さな声できいた。
「コーモーって、つまりコーモーさ。そんなことも知らんのかねえ。このごろの高校生は。だから今の日本の教育はダメだというんだ。(攻略)」

「鴻毛の軽きに比する」を知る今の高校生は、いないと思う。しかし、昨日の「あさが来た」で「比翼連理」を使ったから、こういう懐古調も脳みそのために掘り起こすのは良いかも知れない。「このごろの高校生」は選挙権も手に入れるのだけど、全く鍛えられていない。


p159
 それからA国大使に申し上げますが、これからはもう物事をあんまり複雑に考えるのは止しになさるんですね。人生も政治も案外単純浅薄なものですよ。もっとも、いつでも死ねる気でなくては、そういう心境にはなれませんがね。生きたいという欲が、すべて物事を複雑怪奇に見せてしまうんです。

死にたがる三島の考えは、さほど複雑怪奇ではなく、意外に単純な物だったのだろうなと思う。


p151
その腕の痛みさえ、戸外の春光の中ではきらきらしかった。

「きらきらし」は古語辞典にある。現代語としてはもう殆ど見なくなっている。三島は形容詞が好きで、しかし形容詞は時代と共に褪せていく。現代文学では、どう教えるのだろう。私が講座を持つ時、書き手になれば注視した描写にこだわり、形容句を排除して、観察描写を重ねろと教える。大学で、松本清張の作品分析を通して学んだことは、核心に迫る筆に形容句は無用と言うことだった。

p222
命を売っているときは何の恐怖も感じなかったのに、今では、まるで、猫を抱いて寝ているように、温かい毛だらけの恐怖が、彼の胸にすがりつき、しっかりと爪を立てていた。
p260
夜が羽仁男の胸に貼りついた。夜はべったり彼の顔に貼りついて窒息させるかのようだった。

作品の冒頭1ページは、村上春樹の短編のような、あるいは村上の不条理小説のような出だしで、おや、と思ったものである。比喩表現も多く、辛抱さんの言うエンターテインメント路線にしては、ブレーキが掛かりすぎた。

それでも、こういうデカダンスは好きで、ちょっと回りくどいセリフ回しも、石原裕次郎出演初期の日活映画を見ているような雰囲気はあり、無国籍風味が面白かった。・・・え? 三島がねぇ、という作品。ただ、絶賛はしないけれど、だんだん「死」に吸い込まれていきそうな時期の、彼の中の衰えが書かせたのだろうなと思う。




ふしぎな雪模様を見た

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ずっと暴風雪警報の中にいた気はするが、全くそんな気配のない日日だった。それでも少しは雪が降ったりやんだりして、今後のための雪捨て場所を確保するために、昨日は少しばかり、庭で働いた。作業に専念していて見落としていたのだが、変わった雪の積もり方を見て、その面白さにシャッターを押した。


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