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ディーン、君がいた瞬間(とき)   [映画]





自分の愚かさを知る者は、さほど愚かではない。  (Jimmy)




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          昨日の札幌、最高気温は -5℃、最低気温は -11.7℃。
          今日の予想最高気温は、1℃、予想最低気温は-11℃。
          「数年に一度の寒気」を耐える、か。





        『ディーン、君がいた瞬間 (とき) (Life)
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        原題      Life
        製作年    2015年
        製作国    カナダ・ドイツ・オーストラリア合作
        時間    112分
        配給     ギャガ
        映倫区分  PG12

解説  アメイジング・スパイダーマン2」「クロニクル」などで注目される俳優デイン・デハーンが死の直前のジェームズ・ディーンを演じ、LIFE誌の天才写真家デニス・ストックとの2週間にわたる旅と友情を描いたドラマ。1955年、マグナム・フォトに所属する気鋭の写真家ストックは、世界を驚かせる写真を撮りたいと熱望していた。そんな折、パーティで出会った無名の新人俳優ディーンにスター性を見出したストックは、LIFE誌に掲載するため密着取材を開始。ディーンを追ってロサンゼルスやニューヨーク、故郷のインディアナまで旅を続けるうち、互いの才能に感化されるようになっていく。ストック役に「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン。ロック写真家としても知られる「コントロール」のアントン・コービン監督がメガホンをとり、ディーンが一番輝いていた瞬間を写真家ストックの視点からリアルに描き出す。


        ジェームズ・ディーン役のアンニュイな話し方に、少し苛立った。
        むかし死に神役や吸血鬼をやったブラッド・ピッドの方が似ている。
        それでもディーン役の人は頑張っていて、後ろ姿はソックリであった。

        ゾクゾクッとしたのは、雨のタイムズスクエアでのシーン。
        おそらく自分たちやそれ以前の人びとが真似た、あの写真を撮る。
        ロングコートのポケットに手を突っ込んで雨の中、肩をすぼめた写真。

        写真家が主役なので、ディーンはいつでも被写体となる。
        追われる苛立ちも感じるが、追う方もストレスだったろうなと思う。
        気がつけばあっという間に終わっていた映画だが、最後は悲しい。

        夭逝した、影のある美青年は、暗く引き摺るものを抱えたままだった。
        自分であり続けるほどに、影は色濃くなっていく。
        死の淵を覗く危ない男だったんだな、と思う。


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        煙草はよくないと今は思っている。
        それでも、こういう喫煙スタイルを真似たのも事実だね。
        この写真の撮影シーンが登場したときには、ゾクゾクした。

        私が持つコンデジよりずっと機能の少ないカメラで撮っていた。
        望遠やズームの機能も望めないような小さいカメラ。
        それでも世紀を超える写真が撮れているのだ。

        まさに腕であり、感性という物なんだろうな。
        いい写真は、白黒であっても、光と影が感じられる。
        ジェームズ・ディーンに似ようとしていた自分の、光だった写真。






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        服を着た小さい犬は、しばらく左前足を上げていた。
        きっと肉球が冷たくて、たまらないんだろうなと思った。
        私の毛細血管も途切れたのか、手足の先が冷たくシビレて感じる。

        しっかりするぞ、ディーン。




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コメント 8

aru

自分の愚かさを知っています。
良かった!
「さほど」・・・気になります。
by aru (2017-01-15 07:01) 

hatumi30331

憧れの彼〜
陰のある彼〜
悲しい最後・・・・・
思い出すよね。


大阪も寒いけど・・・雪は降ってないよ。
by hatumi30331 (2017-01-15 09:06) 

あるいる

雨の中、両手をコートのポケットにつっこみ咥え煙草で首をすぼめて歩くこの写真をはじめて見たときに、なんてナルシストな男なんだろうと、そのカッコよさを棚に上げてしまった僕でした。
雨の中、手で煙草を覆って吸わないと雨に濡れて吸えなくなるのは必至で、どう映っているかを最優先にする自意識が苦手でした。
一見、自然に見える臭い演出が苦手でした。
体重はわかりませんが、20代前半の頃の僕と同じ身長、おそらく似たような体重、見た目はまったく違うなぁとちょっと凹んでいたかもしれない若い日々でした。
自分の愚かさに気がつくどころか自分をまったく客観視できない日々でした。
「ツルはなぜ一本足で眠るのか ~適応の動物誌~」小原秀雄さんの著作を思い出した四枚目の写真です。
室内犬に洋服は着せても靴を履かせないこのアンバランスな感覚が不思議です。
靴を履かせられた犬、さぞや迷惑かもしれません。
ホントは履きたいのかもしれませんけれど、犬とコミュニケーションできない僕に知る由もありません。
まったく関係ありませんが、ツルはなぜ一本足で眠るのか。
足が疲れるからではなく、体温の消耗をできるだけ避けるためです。
家の中で飼われるように改造された小型犬に雪はさぞかし冷たく感じられたことでしょう。
犬も風邪ひくのでしょうかね。
お大事に、です。
デニス・ストックが使っていたカメラはライカです。
僕もライカを使うとエエ写真が撮れるかもしれないとは思わないようにしております。
僕に使われるカメラが可哀想ですよ。
愚かさにはまだ気がついてはいませんが、カメラの腕前と感性には気がついているものですから。
これ、かなり、悔しいです。

by あるいる (2017-01-15 09:07) 

(。・_・。)2k

このカメラマンさんは上手いですね
前の読売新聞の写真展で入選した時に
オードリーの写真展のチケットを副賞で貰い観に行きました
まあ ヘタッピな写真に驚きました
オードリーが画角に入ってなかったらまるで画にならない写真です

by (。・_・。)2k (2017-01-15 10:05) 

shino*

梅が咲いたとは言え
東京もさすがにこの数日は寒いです。
昨日の植物園は手足が凍るようで集中力もとぎれ
空っ風の中一人ぼっちで何してるんだろうと
ふと我に返ってしんみりしてしましました(笑)
by shino* (2017-01-15 11:09) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

輝きを保ったままこの世から姿を消してしまいました。イーグルスが彼の
事を歌ってましたね。
覚悟はしていたわりには何とか凌げた数年に一度の大寒波、喜んだの
は先週まで雪不足に悩まされてたスキー場関係者だけですね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-01-15 20:25) 

JUNKO

さほどの程度が問題ですね。愚かさを自覚し、しかもかなりの愚かさだと思っています。
by JUNKO (2017-01-15 21:08) 

HIDEe

ジェームズ・ディーンは主な作品が3作なのに、今なお人々に心に残っている、まさに記憶に残る俳優ですね。
私はもちろん3作品とも見ていて、DVDも持っていますが、これほど絵になる人ってスゴイなって思います。
by HIDEe (2017-01-16 02:10) 

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